2024年7月旬のオクラをお買い得に調達!おすすめの産地とは?

オクラの旬は一般的に夏で、具体的には6月から9月までの間です。この時期に収穫されるオクラは、特に風味が良く、栄養価も高いとされています。麺類との相性も良く、メニュー提案が数多くできるので物価高の飲食店にとっては味方となります。その中でも特に旬の時期は調達のメリットがありますので、今回はオクラについてご紹介していきます。

 

 

オクラの旬はどの時期?

 

6月から9月がオクラの最盛期。特に7月と8月は収穫量が最も多く、品質も高い時期です。この時期には市場に多くの新鮮なオクラが出回ります。

地域別の違いが若干ありまして、日本国内では、温暖な気候の地域(鹿児島県、高知県、沖縄県など)での生産が多く、これらの地域では5月から10月にかけて収穫されることもあります。

旬のオクラは非常に新鮮で、独特のネバネバ感とシャキシャキとした食感が特徴です。

特に、栄養価についても旬の時期に収穫されたオクラは、ビタミンやミネラルなどの栄養価が特に高く、健康に良いとされています。

 

オクラは温室栽培や輸入によって、年間を通して手に入れることができますが、旬の時期に比べると風味や栄養価が落ちることがあります。また、価格も高めになる傾向があります。

オクラの旬の時期には、特に新鮮で美味しいオクラを楽しむことができるので、この時期を狙って購入するのが良いでしょう。

 

オクラの主な生産地は?種類は?

日本におけるオクラの主な生産地とシェアについては、以下の3県がほぼシェアを占めている状態です。

鹿児島県: 日本国内で最も多くオクラを生産しており、国内シェアの約50%を占めています。

高知県: 国内シェアの約20%を占め、鹿児島県に次ぐ生産量を誇ります。

熊本県: 国内シェアの約10%を占めています。

これらの県が主要なオクラの生産地となっており、特に鹿児島県が圧倒的なシェアを持っています 。

また、日本で生産されているオクラにはいくつかの主要な品種があり、それぞれの品種には特有の特徴と旬の時期があります。

角オクラ:

特徴: 切ると断面が五角形になるのが特徴。

旬: 6月から8月。

主要産地: 鹿児島県、高知県、沖縄県など。

丸オクラ:

特徴: 沖縄の島オクラや八丈島の八丈オクラが代表的で、断面が丸い。

旬: 4月から夏。

主要産地: 沖縄県。

赤オクラ:

特徴: 赤色のオクラで、角と丸タイプが存在。

旬: 6月から10月。

主要産地: 広く栽培されるが、特定の産地は少ない。

白オクラ:

特徴: 白色のオクラで、生食に適している。

旬: 夏から秋。

主要産地: 山口県など。

花オクラ:

特徴: 黄色い大きな花を食べる品種。

旬: 6月から8月。

主要産地: 広く栽培されるが、特定の産地は少ない。

これらのオクラはそれぞれの特性に応じて、主に夏から秋にかけて収穫されます。特に鹿児島県、高知県、沖縄県が主要な生産地で、国内市場に多くのオクラを供給しています。

 

以前、当ブログでも白オクラについて特集をしたことがありますので気になる方はこちらもご覧くださいね。

白オクラが夏バテに効果があることについての記事はこちら

 

オクラは夏バテに良いの?

オクラといえばネバネバ食感が思い浮かぶと思いますが、このオクラのネバネバは、ペクチンという成分にたんぱく質と糖が結合することで生まれます。クチンには、胃の粘膜を保護し、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える作用があります。そのため、免疫機能がアップすることに加えて、夏の弱った胃腸を整え、食欲を改善する効果も期待できます。

夏は冷たい飲み物をたくさん飲んだり、麺類を食べる機会も多くなり、胃腸の働きが弱まってしまうことで夏バテになってしまいます。このオクラの成分が夏バテにぴったりということもありますし、特に白オクラはネバネバがさらにたっぷり含まれていることが夏バテに最適な理由です。その他にも含まれる代表的な栄養と期待される効果についてご紹介致します。

食物繊維:

オクラには食物繊維が豊富に含まれており、特に水溶性食物繊維が多いです。これにより、腸内環境の改善や便秘の予防に効果があります。

ビタミンC:

オクラにはビタミンCが含まれており、免疫力の向上や美肌効果があります。

ビタミンK:

ビタミンKは血液凝固に重要な役割を果たし、骨の健康をサポートします。

葉酸:

妊娠中の女性に必要な栄養素である葉酸も豊富に含まれており、胎児の発育に重要です。

カルシウム:

骨や歯の健康を保つために必要なカルシウムも含まれています。

カリウム:

カリウムは体内の水分バランスを整える役割があり、高血圧の予防に役立ちます。

腸内環境の改善:

食物繊維が豊富なため、腸内環境を整え、便秘の予防や改善に効果的です。

免疫力の向上:

ビタミンCが豊富で、免疫力を高める効果があります。

美肌効果:

ビタミンCやビタミンAが含まれており、肌の健康を保つのに役立ちます。

妊娠中の健康維持:

葉酸が含まれているため、妊娠中の女性にとって重要な栄養素を補給できます。

血圧の調整:

カリウムが豊富で、体内の水分バランスを整え、高血圧の予防に寄与します。

オクラは多くの健康効果を持つ栄養豊富な野菜です。日常の食事に取り入れることで、腸内環境の改善や免疫力の向上、美肌効果などさまざまなメリットを享受できます。オクラを使った料理には、サラダやスープ、炒め物などがあり、手軽に取り入れることができます。 

 

オクラを生野菜で仕入れるか?冷凍など加工野菜で仕入れるか?

せっかく旬を迎えているオクラですが、冷凍のオクラと特にちがいはないのでは?というお声があるかと思いますので、生野菜としてのオクラと加工野菜ののメリット・デメリットを最後に述べていきます。

「生野菜のオクラ」

メリット:

鮮度と風味: 新鮮なオクラは風味が良く、食感もシャキシャキしています。

栄養価が高い: 生のオクラは栄養価が高く、特にビタミンCや食物繊維が豊富です。

デメリット:

保存期間が短い: 生のオクラは傷みやすいため、短期間で使い切る必要があります。

調理の手間: 調理する前に洗浄やカットが必要で、手間がかかります。

「加工されたオクラ」

メリット:

保存が利く: 冷凍オクラなどは長期間保存が可能で、必要なときに使いやすい。

調理が簡単: 既にカットされていることが多く、そのまま料理に使えるため調理の手間が省ける。

品質が安定: 一定の品質を保っているため、安定した料理の提供が可能。

デメリット:

風味が落ちる: 生のオクラに比べて、風味や食感が劣る場合があります。

添加物の可能性: 加工品には保存料や添加物が含まれていることがあるため、成分表示を確認する必要があります。

 

価格以外にもメリットデメリットがありますので、飲食店がオクラを仕入れる際には、鮮度、サイズ、産地、保存方法に注意することが重要です。また、加工されたオクラと生のオクラにはそれぞれメリットとデメリットがあり、用途やメニューに応じて使い分けると良いでしょう。生のオクラは鮮度と風味を重視する料理に、加工されたオクラは調理の手間を省きたい場合や保存期間を延ばしたい場合に適しているというのが選ばれる最大の点ですので用途に合わせご活用ください。なお弊社アジアインタートレードでは両方ともの仕入れにご相談対応しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

今回は、旬を迎えているオクラについてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の中央卸売市場から最安値を比較して、最寄から仕入れることができるお手伝いをしております。野菜の価格高騰のような厳しい環境でも、お役に立てる情報があるかと思いますので、ぜひご覧いただければ幸いです。

 

野菜の仕入れに関してのお問い合わせは、アジアインタートレードまでお願いいたします。

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