7~9月の時期に旬となって最もおいしい時期を迎えるオクラ。ネバネバで栄養面も期待されることが多い野菜ですが、オクラは整腸や抗酸化、疲労回復などに作用する成分が含まれていて夏バテにも効果があるとされています。今回はそのオクラの中でも特に夏バテに効果があると話題の白オクラについてご紹介しています。
白オクラとは
戦後に海外から持ち帰られたものが山口県に渡り、栽培されるようになったのが白オクラです。山口県長門市の三隅地区の生産者により、種が受け継がれて栽培されるようになり、いまでは山口県の伝統野菜の1つになっています。もともとは三隅地区でのみ栽培されていましたが、現在では市内全域にまで生産地域が広がり、主に夏から秋にかけて市場に出回っているのが白オクラの成り立ちです。
白オクラの栽培方法は、基本的には一般的なオクラと同じと言われていますが、栽培方法が難しく、花落ちが悪いため、花を取り除く作業を常に行わなければ商品として出荷することができる量を収穫できないという。この手間の多さから、現在では山口県外ではなかなか見かけることが少ない貴重なオクラとなっています。
白オクラが夏バテに良い理由
オクラといえばネバネバが特徴であるが、白オクラは粘り気が一般的なオクラの約3倍強いといわれるているのが理由です。また、白オクラは柔らかいため、生でも美味しく食べることができるので栄養が逃げずに食べることができるというメリットがあります。
肝心の栄養であるオクラのネバネバは、ペクチンという成分にたんぱく質と糖が結合することで生まれます。オクラはたんぱく質が豊富で糖質が含まれていますので、これがペクチンと結びつくことで、ネバネバ食感が生まれます。
そしてオクラには100gあたり約1.4gのペクチンを含む水溶性食物繊維が含まれていますが、リンゴの約3倍に相当する豊富な量となっています。ペクチンには、胃の粘膜を保護し、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える作用があります。そのため、免疫機能がアップすることに加えて、夏の弱った胃腸を整え、食欲を改善する効果も期待できます。
夏は冷たい飲み物をたくさん飲んだり、麺類を食べる機会も多くなり、胃腸の働きが弱まってしまうことで夏バテになってしまいます。このオクラの成分が夏バテにぴったりということもありますし、特に白オクラはネバネバがさらにたっぷり含まれていることが夏バテに最適な理由です。
白オクラを生で食べるには
白オクラの特徴として、アクが少なくて柔らかいというのがあります。大きく育っても硬くなりすぎないので、様々な品種のオクラの中でも生で食べても美味しい品種になります。このことから白オクラは、サラダオクラとも呼ばれて売られていることもあります。表面の産毛を落とし、細かく刻んで粘り気をしっかりと出して食べる調理が人気ですが、外がシャキシャキしていて、中がプチプチ・ネバネバしているのが、通常のオクラとは異なる食感を楽しむことができます。
今回は夏バテにぴったりな今から旬を迎える白オクラをご紹介しました。ご存知なかった方はぜひ野菜の調達をチャレンジしてみてださいね。弊社アジアインタートレードでも全国100以上の卸売市場から最安値でお取引できる取組を行っていますのでお役に立てる情報があるかと思います。ぜひ下のリンクボタンから弊社の業務用野菜卸のご紹介ページをご覧いただければ幸いです。
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