2024年3月【続編】生食がオススメの野菜と生食が危険な野菜

過去の記事でタイトルにある通り、生食がおすすめの野菜とおすすめできない野菜について各3つずつの野菜についてブログにしたところ非常に好評のため、続編として他にも挙げてみたいと思います。

→前回の野菜の生食についての記事はこちら

現代は健康に気をつけている方が本当に増えているので、意識的に野菜を摂取している方が多いですよね。栄養豊富な野菜は健康維持に欠かせないものですが、野菜を食べるときに熱を加えると栄養素が壊れてしまうので、生で食べたほうが良いという話を時々見かけます。結論からすると、生野菜で食べるのか、温野菜や調理した野菜どちらがよいかは野菜の種類などによって異なるので、一概には言えません。それぞれにメリットもデメリットがありますのでご紹介していきます。

 

生食がおすすめの野菜

・サラダ野菜:レタス、スピナッチ、アーリーレッド、ロマインなど。

・キュウリ

・トマト

・にんじん

・セロリ

・カリフラワー

・キャベツ

・ピーマンやトウガラシなどの甘めの唐辛子

 

・サラダ野菜(レタス、スピナッチ、アーリーレッド、ロマインなど):

生のままでの栄養素の保持: サラダ野菜は生の状態で食べることで、栄養素が最大限に保たれます。加熱するとビタミンや酵素が壊れる可能性があるため、生で摂取することで栄養価を高めることができます。

水分をそのまま摂取: 生のサラダ野菜は水分が豊富であり、水分補給にも役立ちます。特に夏場などの暑い日には、生野菜を食べることで効果的に水分補給を行うことができます。

低カロリー: サラダ野菜は低カロリーであり、ダイエット中の食事に適しています。生で食べることで、満腹感を得ながらカロリー摂取量を抑えることができます。

 

・キュウリ:

水分補給に優れる: キュウリは生で食べることで、そのままの水分を効率的に摂取することができます。特に、暑い季節や運動後などに生のキュウリを食べることで、水分補給を行うことが重要です。

栄養素の保持: 加熱することなく生で食べることで、キュウリに含まれるビタミンCやカリウムなどの栄養素を最大限に摂取することができます。

低カロリー: キュウリは低カロリーであり、生で食べることで満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。

 

トマト:

リコピンの効果を最大限に活かす: トマトに含まれるリコピンは、生の状態で摂取することで最大限の効果を発揮します。リコピンは抗酸化物質であり、生のトマトを摂取することで、心血管疾患やがんなどの疾患の予防効果が高まります。

水分をそのまま摂取: トマトは生で食べることで、そのままの水分を効率的に摂取することができます。水分補給に優れています。

低カロリー: トマトは低カロリーであり、生で食べることでカロリー摂取を抑えることができます。

 

にんじん:

栄養素の保持: 生のにんじんを食べることで、ビタミンやミネラルなどの栄養素を最大限に摂取することができます。加熱するとビタミンCなどの栄養素が減少してしまうため、生で摂取することが効果的です。

食物繊維の効果を活かす: にんじんに含まれる食物繊維は、消化を助け、腸内の健康を維持する効果があります。生の状態で摂取することで、その効果を最大限に活かすことができます。

水分をそのまま摂取: にんじんは水分を多く含んでおり、生で食べることでそのままの水分を効率的に摂取することができます。

 

セロリ:

低カロリー: セロリは低カロリーであり、生で食べることで満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。

消化を助ける: セロリに含まれる食物繊維は消化を助ける効果があります。生で摂取することで、腸内の健康を維持し、消化をスムーズに行うことができます。

ビタミン・ミネラルの保持: 生のセロリを摂取することで、ビタミンKやカリウムなどの栄養素を最大限に摂取することができます。加熱すると栄養価が減少してしまうため、生で食べることが効果的です。

 

カリフラワー:

栄養素の保持: カリフラワーに含まれるビタミンCやビタミンK、葉酸などの栄養素は、生の状態で摂取することで最大限の効果を得ることができます。

食物繊維の効果を活かす: カリフラワーに含まれる食物繊維は消化を助け、腸内の健康を維持する効果があります。生で摂取することで、その効果を最大限に活かすことができます。

抗酸化物質の効果を活かす: カリフラワーに含まれる抗酸化物質は細胞のダメージを防ぎ、健康維持に役立ちます。生で摂取することで、その効果を最大限に活かすことができます。

 

キャベツ:

栄養素の保持: キャベツに含まれるビタミンCやビタミンK、葉酸などの栄養素は、生の状態で摂取することで最大限の効果を得ることができます。

食物繊維の効果を活かす: キャベツに含まれる食物繊維は消化を助け、腸内の健康を維持する効果があります。生で摂取することで、その効果を最大限に活かすことができます。

低カロリー: キャベツは低カロリーであり、生で食べることで満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。

 

ピーマンやトウガラシなどの甘めの唐辛子:

栄養素の保持: ピーマンや甘めの唐辛子に含まれるビタミンCなどの栄養素は、生の状態で摂取することで最大限の効果を得ることができます。

カプサイシンの効果を活かす: ピーマンや甘めの唐辛子に含まれるカプサイシンは、代謝を促進し、脂肪燃焼を助ける効果があります。生で摂取することで、その効果を最大限に活かすことができます。

水分をそのまま摂取: ピーマンや甘めの唐辛子は生で食べることで、そのままの水分を効率的に摂取することができます。

以上が生食で食べることでメリットがある野菜たちとその内容をご紹介致しました。次に逆に生食で食べることをオススメできない野菜も見ていきましょう。

 

生食をおすすめしない野菜

・かぼちゃ

・じゃがいも

・さつまいも

・枝豆

・いんげん豆

・えんどう豆

 

・かぼちゃ:

消化にくい: かぼちゃは生のままでは消化が難しいことがあります。かぼちゃには硬い食物繊維や難消化性デンプンが含まれています。これらの成分は生の状態で消化酵素によって分解されにくく、胃腸内での消化が遅れ、消化不良を引き起こす可能性があります。

カロチノイドの吸収率が低下する: かぼちゃに含まれるカロチノイド(β-カロテンなど)は、消化や加熱によって解放され、体内で吸収されやすくなります。しかし、生のかぼちゃはこれらの栄養素が十分に解放されず、吸収率が低下する可能性があります。

胃腸への負担: かぼちゃの生の繊維は、胃腸に負担をかける可能性があります。特に硬いかぼちゃの皮や種に含まれる繊維は消化に時間がかかり、胃腸の動きを遅くすることで消化不良や胃もたれを引き起こす可能性があります。

食中毒のリスク: 生のかぼちゃには微生物や細菌が付着している可能性があります。十分に洗浄せずに生で食べると、食中毒のリスクが高まります。加熱することで微生物や細菌を殺菌することができますが、生のかぼちゃを摂取する場合は注意が必要です。

 

・じゃがいも:

消化にくい: じゃがいもは生のままでは消化が難しいことがあります。じゃがいもには難消化性デンプンが豊富に含まれています。これは消化酵素が分解しにくいため、生の状態で摂取すると胃腸での消化が遅れ、消化不良を引き起こす可能性があります。

ソラニンのリスク: じゃがいもにはソラニンという毒素が含まれている可能性があります。特に青く変色している部分や傷ついた部分にソラニンが多く含まれています。生で食べると、ソラニンの摂取量が増え、健康への悪影響が懸念されます。

 

・さつまいも:

シアン化物質のリスク:生のさつまいもに含まれるシアン化物質という成分については注意が必要です。シアン化物質は毒性があり、大量に摂取すると健康に害を及ぼす可能性があります。生のさつまいもにはわずかにシアン化物質が含まれているため、大量に摂取すると健康に影響を及ぼすことがあります。一般的に、さつまいもは生食することによる健康リスクはそれほど高くありませんし、通常の食事で食べる程度の量では、さつまいもからのシアン化物質の摂取量は問題になりません。しかし、適切に加熱することでシアン化物質の量を減らすことができますし、加熱すると甘みが増し、食感も良くなるため、多くの場合、調理してから食べることが一般的です。

消化が難しい場合がある: さつまいもは生のままでは消化が難しい場合があります。特に生のさつまいもを大量に摂取すると、胃腸に負担をかける可能性があります。粘り質な食物繊維が含まれているため、生のままでは胃腸での分解が十分に行われず、消化不良を引き起こす可能性があります。

 

・えだまめ:

消化不良: えだまめには生のままでも消化が難しい食物繊維が含まれています。生のえだまめを大量に摂取すると、消化不良や腸の運動異常を引き起こす可能性があります。

アルカロイドの存在: えだまめにはトリプトファンというアミノ酸が含まれていますが、その中にアルカロイドと呼ばれる成分が含まれていることがあります。このアルカロイドは生の状態では微量ですが、過剰摂取すると消化器系に影響を与える可能性があります。

 

・いんげんまめ:

消化不良: いんげんまめも生のままでは消化が難しい食物繊維が含まれています。生のいんげんまめを大量に摂取すると、消化不良や腸の運動異常を引き起こす可能性があります。

リンパグルコシドの存在: いんげんまめにはリンパグルコシドという成分が含まれています。この成分は生の状態では消化されにくく、消化器系に負担をかける可能性があります。また、いくつかの品種のいんげんまめにはシアン化物質が含まれることもあるため、過剰摂取すると健康に影響を与える可能性があります。

 

・えんどうまめ:

消化が難しい: えんどうまめには生のままでも消化が難しい食物繊維が含まれています。生のえんどうまめを大量に摂取すると、消化不良や腸の運動異常を引き起こす可能性があります。

苦味がある: えんどうまめには生のままでは苦味があります。特に苦味成分であるリンパグルコシドが含まれています。この苦味成分は生のままでは消化されにくく、口の中に苦味が残ります。

 

以上、リスクについて述べましたが、適度な量で摂取する限りにおいては、通常の食事で全く問題ありません。あくまでも含まれる成分についてご紹介致しました。美味しく調理するための知識として参考までに知っておいていただければと思います。

 

今回は生食がオススメと危険な野菜についての知識をさらに深堀して続編としてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。