ご家庭での野菜の消費量のランキングで必ずベスト3に入る玉ねぎですが、その理由は調達しやすい価格とどんな料理にも合わせやすい調理のしやすさが挙げられます。そんな身近な玉ねぎですが、「白たまねぎ」というものがあるのはご存知でしょうか?新玉ねぎではありませんよ。今回は白たまねぎについてご紹介しています。
白玉ねぎと通常たまねぎのちがいは?
通常の玉ねぎとのちがいは、まず品種自体がすでにちがいます。白たまねぎは、通常の玉ねぎよりも甘味が強く、辛味が少ないのが特徴です。代表的な白たまねぎの品種には、プレミアムフレッシュや、ホワイトスイート、スーパースイートなどがあります。
一方、通常の玉ねぎには多くの品種が存在します。多く見かけているものはほぼ黄玉ねぎです。黄色の玉ねぎ、赤色の玉ねぎ、そして白い外皮を持つ品種などがあります。黄色の玉ねぎは一般的で広く使われており、辛味が強い傾向があります。赤色の玉ねぎはよりマイルドで甘味があります。
さらに、地域や栽培条件によっても品種が異なることがあります。地域ごとに特有の品種があり、その土地の気候や土壌に適応した品種が栽培されることが一般的です。
したがって、品種による違いもありますが、一般的には白たまねぎと通常の玉ねぎの間で、風味や用途において特徴的な違いが認識されています。
品種の違いとしての大きな特徴としては、白たまねぎは、その名前の通り白っぽい外皮を持つたまねぎです。通常の玉ねぎは一般的に黄色や赤色の外皮を持っています。
白たまねぎは、通常の玉ねぎよりも辛味が比較的少なく、甘味が強い傾向があります。これにより、料理に使った際によりマイルドな味わいを提供します。一方、通常の玉ねぎは辛味が強く、風味も異なります。
サラダや生食、軽く炒めたりした料理に適している白玉ねぎなのでいつもとちがったメニュー提案になるのではないでしょうか。
通常の玉ねぎとの栄養価のちがいは?
通常の玉ねぎと白たまねぎの主な栄養成分には以下のようなものがありますが、具体的な値は品種や栽培条件によって異なりますので目安としてください。
●通常の玉ねぎ(100g中)
エネルギー: 約 40 kcal
炭水化物: 約 9 g
ファイバー: 約 1.7 g
タンパク質: 約 1.1 g
ビタミン C: 約 7 mg
ビタミン B6: 約 0.1 mg
フォリック酸(葉酸): 約 19 μg
ポタシウム: 約 146 mg
●白たまねぎ(100g中)
エネルギー: 約 32 kcal
炭水化物: 約 7 g
ファイバー: 約 1.0 g
タンパク質: 約 1.4 g
ビタミン C: 約 7 mg
ビタミン B6: 約 0.1 mg
フォリック酸(葉酸): 約 20 μg
ポタシウム: 約 119 mg
どちらもビタミン C、ビタミン B6、フォリック酸、ポタシウムなどの栄養素が含まれており、特にビタミン Cやビタミン B6は免疫力の維持や代謝に重要な栄養素です。
タマネギの栄養 独特の香りと辛さのもとは、硫化アリルという揮発性の成分です。 硫化アリルは、疲労回復に必要なビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発にしてくれます。 また、血液が固まるのを抑えるので、動脈硬化、高血圧などの予防効果も期待できます。
白玉ねぎの産地は?
例えば、真白は北海道が産地の人気ブランド白玉ねぎです。ブランド化するに当たり、減農薬で化学肥料を抑えたエコファーマーの認可を取得し、羅臼の海洋深層水を使用するなどこだわった栽培が行われています。その名の通り、見事なまでに白い姿をしています。一般的なものに比べ3分の1程しか辛みが無いとされています。8月上旬~9月中旬までしか調達できないと言われていることから、白たまねぎは幻と言われています。その他にサマーホワイトという品種も人気です。
また、愛知県、静岡県でも白たまねぎは生産が盛んです。愛知白早生、サラダオニオン、プレミアムホワイトなどが人気。
もちろん、全国有数の玉ねぎの産地である兵庫県淡路島にも白たまねぎは生産されています。こちらはホワイトベアと呼ばれています。
北海道の真白以外は春先が旬となりますが、現在はこれから旬真っ盛りになるブランド野菜の真白をメニュー提案してみてはいかがでしょうか?
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