現在はエスニック料理が人気で専門店もたくさんあるのでパクチーの人気も高まっていますよね。独特な香りと表現されるパクチーはカメムシのにおいと言われることもあります。スパイスカレーのトッピングやベトナム料理、タイ料理などで食べたことある方も多いのではないでしょうか。今回はパクチーの香りのひみつをご紹介しています。
パクチーは何故カメムシのにおいなのか?
パクチーのにおいはドデセナールとヘキセナールという成分が含まれていて、ヘキセナールという成分がカメムシのにおいと言われています。
まず、デセナールの成分はパクチーの葉の部分に多く含まれていて加齢臭にも含まれていると言われています。特に葉っぱ部分には、このデセナールが多いです。そして、スパイスとして使われる種子にはリナロールが多く、甘くて柑橘類のような香りを感じます。
そして、ヘキセナールという成分のほうがカメムシのようなにおいと言われます。カメムシの香気成分もさまざまですが、主にヘキセナールと呼ばれるアルデヒド類を多く含んまれています。ヘキセナールは、青臭いにおいとも感じるので、カメムシのにおいが青臭い野菜・果実のようなにおいだったりパクチーのにおいのように感じる理由です。
パクチーが愛されている起源は?
パクチーの起源は古代エジプトにまで遡ることができます。実際、古代エジプトの墓から見つかった壁画には、パクチーが栽培されている様子が描かれていることがわかっています。そして、パクチーは広く地中海地域やアジアに広まり、古代ローマの料理やアラビア料理でも使用されたり、インドや中国、タイなどのアジア諸国の料理においても重要な役割を果たしてきました。
パクチーは、その独特の香りと味わいから、一部の人にとっては好まれないこともあります。この香りと味は、先ほどご紹介した成分に由来しています。パクチーはさまざまな料理に生のまま加えられたり、香辛料として使用されたりします。
したがって、パクチーの起源は古代エジプトにまで遡ることができますが、その後、広範な地域に広まり、世界中のさまざまな料理で使用されるようになりました。単なる料理の彩りや香りづけとしてだけでなく、その香りの作用を活かして肉や魚の臭み取りなどに使われたことが現代まで愛されている理由の1つですね。
エッセンシャルオイルとしての効果効能であったり、抗ストレスや鎮静、消化促進といった目的の効果効能もあるのがパクチーなんです。
パクチーの栄養は?
100gの生のパクチーの一般的な栄養価は以下のような含量となっておりますので参考地としてご確認ください。
エネルギー: 約23 kcal
タンパク質: 約2.1 g
脂質: 約0.5 g
炭水化物: 約3.6 g
食物繊維: 約2.8 g
ビタミンA: 約2250 IU
ビタミンC: 約27 mg
ビタミンK: 約310 μg
フォレート(葉酸): 約62 μg
カルシウム: 約67 mg
鉄: 約1.8 mg
マグネシウム: 約26 mg
カリウム: 約521 mg
パクチーは低カロリーでありながら、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンKやビタミンC、カリウム、食物繊維の含有量が注目されます。そのため、バランスの取れた食事にパクチーを取り入れることで、栄養摂取をサポートすることができます。
パクチー旬は、春から初夏にかけてです。最近は季節を問わずスーパーに並んでいますが、露地ものはこの時期に採れる3月~7月のものが最もおいしく、栄養も豊富に含まれています。
今回はまさに今、旬を迎えていて人気急上昇中のパクチーについてご紹介しました。業務用として調達されることが多いため、飲食店の方々からも人気が高いです。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです