2023年6月冬瓜の旬は夏!冬って書くのになぜ?

7/10は冬瓜の日となっていてまさに旬の時期です。冬瓜は名前に漢字で冬という字が入っていているので、イメージとして旬の時期は冬だと思っている方が多いと思いますが、実は7月から9月の夏が冬瓜の旬の時期で最も美味しく、栄養価も高い時期です。今回はこの冬瓜についてご紹介しています。

 

冬瓜の起源、由来

冬瓜の起源は、アジア地域に遡ることができます。正確な起源地は明確ではありませんが、冬瓜は中国、インド、東南アジア諸国で古くから栽培されてきました。

中国では、紀元前3000年頃から冬瓜の栽培と食用が始まったと考えられています。考古学者の研究によると、冬瓜の痕跡は中国の古代遺跡から発見されており、中国で数千年にわたって存在していたことを示しています。

冬瓜の栽培と伝播は、インド、日本、韓国、タイ、ベトナムなどの他のアジアの国々にも広まっていきました。これらの国々では、冬瓜は料理や薬用に広く利用されています。その果実はスープ、煮込み料理、甘味料理、デザートなど、さまざまな料理に使用されます。

「冬」瓜という名前は、その果実が冬季に比較的長期間保存できることから名付けられたと言われています。冬瓜の果実は夏から秋にかけて成長し、冬季に収穫されることが一般的です。また、冬瓜は冬に成熟するため、「冬」瓜とも呼ばれていたり、英語でもwinter melonと呼ばれています。

このようなことから、「冬」の文字が使用されています。

 

冬瓜の栄養

冬瓜は低カロリーであり、水分が豊富な野菜です。100g当たりのおおよその数値をご紹介しています。

(参考値)

カロリー: 約12 kcal

タンパク質: 約0.5 g

脂質: 約0.1 g

炭水化物: 約2.8 g

食物繊維: 約0.5 g

ビタミンC: 約8 mg

ビタミンA: 約20 μg

カリウム: 約110 mg

特に、カリウム、ビタミンC、食物繊維は比較的野菜の中では高い傾向があります。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓や筋肉の正常な機能をサポートしてくれますし、ビタミンCは免疫機能の向上や抗酸化作用に役立ち、健康な肌や組織の形成にも関与します。冬瓜には食物繊維が一定量含まれています。食物繊維は消化を促進し、腸内環境の健康をサポートする役割があります。

このようなことから、スープなどにして栄養のある野菜として成熟した冬に食べられることが人気なので冬の野菜のイメージが強いのかもしれません。

 

冬瓜の産地

冬瓜の生産1位は沖縄県で約33%のシェアがあります。続いて2位愛知県15%、岡山県13%となるので上位3県で60%のシェアとなっています。以上の産地が美味しい冬瓜を調達するポイントになります。

 また、美味しい冬瓜を見分けるポイントは「重さ」と「粉」です。ずっしりとした重みがあって、皮全体に粉がふいているものは完熟しており美味しい状態である証拠です。また、すでにカットされている場合のポイントは「みずみずしさ」「色」「種」です。表面が白くてみずみずしく、種がぎっしり詰まっているものが新鮮な状態です。カットされている場合は、保存期間も約5日間と短くなりますのでしっかりとポイントをおさえて選んでみましょう。

 今回は現在、冬瓜についてご紹介致しました。弊社「アジアインタートレード」でも取組を行っております。全国100以上の野菜卸から一度に仕入れ価格を比較して新鮮な国産野菜を配送することができます。全国の卸売市場を対象としていますので、お近くの市場からお目当ての野菜を最適価格で仕入れ、配送を受けることを可能にしました。お役に立てるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。

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コメント: 1
  • #1

    安堂らり (金曜日, 01 12月 2023 18:09)

    字が小さくてわかりにくいところがありましたが、とても詳しく勉強になりました!