2023年5月27日は小松菜の日!旬は5月にもある?

本日、5月27日は小松菜の日とされています。小松菜の日は、「こ(5)まつ(2)な(7)」という語呂に合わせて制定されています。小松菜は鍋やお浸しにされる冬を中心に旬として食べられる野菜ですが、近年ではハウス栽培のおかげで一年中店頭に並んでいるのを目にします。今回は小松菜の日にちなんで、小松菜についてご紹介しています。

 

小松菜の日制定の由来

「小松菜の日」の意味・由来は大阪府堺市で小松菜を専作している株式会社しものファームが制定しました。 カルシウムやビタミンが豊富で、栄養面の評価の高い野菜である小松菜の消費拡大が記念日の目的です。

季節の変化: 5月は春から初夏にかけての季節であり、気温が上昇し日照時間が長くなることで、小松菜の成長が促進されます。春先に種まきされた小松菜が成長し、収穫可能な状態になる時期でもあります。

栽培の特性: 小松菜は寒さに強い野菜ですが、高温や直射日光にも比較的耐えることができます。5月になると気温が安定し、夏の暑さに耐えられる程度の成長が可能となります。このため、農家や生産者は春に小松菜を栽培し、5月に収穫・出荷を行うことが一般的です。

需要の増加: 春から初夏にかけて、野菜の需要が高まる傾向があります。これは、暖かくなったことによる食欲の増加や、野菜が豊富になり食卓に彩りを加えるためです。小松菜は栄養価が高く、健康に良いとされることから、需要が伸びる傾向にあります。

以上の要素が組み合わさり、5月には小松菜の出荷量が増える理由となっています。1年の10%近くの出荷量は5月ということもあり冬の本格シーズン以外でも小松菜を楽しめる時期となっています。

 

小松菜の生産ランキング

小松菜の生産量の日本一は茨城県、全国シェアは17.8%です。生産量1位の茨城県、2位の埼玉県、3位福岡県の3県あわせて、国内生産量の約41%を生産しています。

そして、5月の生産については茨城県、埼玉県、東京都が上位となっており主に関東圏で積極取引されています。

なぜ、関東圏に小松菜の生産が盛んかというと発祥に関係しています。

小松菜の原産地は南ヨーロッパの地中海沿岸で、日本に入ってきたのは奈良時代から平安時代。江戸時代後期の新編武蔵風土記稿には「薬は東川辺の産を佳作とす。世に小松菜と称せり」と記され、特に東京周辺で小松菜が食べられていた記録が残っています。その名前については、将軍徳川吉宗が鷹狩りに行った際にすまし汁に入っていた名前のない菜を気に入り、近くの村に流れている川の名前をとって「小松菜」とされたのが由来といわれています。

 

小松菜は栄養豊富

エネルギー: 約22 kcal

たんぱく質: 約2.6 g

脂質: 約0.4 g

炭水化物: 約2.6 g

食物繊維: 約1.6 g

ビタミンA: 約2,670 μg

ビタミンC: 約35 mg

カルシウム: 約118 mg

鉄: 約2.7 mg

ビタミンA: 小松菜は100g当たり約2,670 μgのビタミンAを含んでおり、レタスやキャベツなどの他の一般的な野菜よりも多くのビタミンAが含まれています。ビタミンAは視力の維持や免疫機能の強化に重要な役割を果たします。

鉄: 小松菜は100g当たり約2.7 mgの鉄を含んでいます。この量は一般的な野菜と比較して比較的高いです。鉄は酸素の運搬や酵素反応に不可欠な栄養素であり、貧血の予防やエネルギー生産に重要な役割を果たします。

カルシウム: 小松菜は100g当たり約118 mgのカルシウムを含んでいます。他の一般的な野菜と比較しても、カルシウムの含有量が比較的高いです。

これらの栄養素は広く知られているので誰もが積極的に摂りたい栄養素と言えるのではないでしょうか?メニュー提案の一助になれば幸いです。

 

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