2023年5月野菜ソムリエサミット金賞のトマトとは?

野菜ソムリエサミットは、野菜ソムリエによる「野菜・果物とその加工品の品評会」です。

全国各地から出品されてくる青果物その加工品を野菜ソムリエが「美味しさ」を軸に絶対評価形式にて評価し、食味が優れたものを認証します。今回この野菜ソムリエサミットが5月に開催された際に金賞を受賞した「ぜいたくトマト」、「プチぷよグリーン」があります。まさにトマトが旬を迎える季節ですので、今回はこちらの金賞トマトについてご紹介しています。

 

ぜいたくトマト、プチぷよグリーンって何?

兵庫県稲美町岡にてトマトハウスでトマトの栽培に取り組まれている「とまとや中村阮(グエン)」さんという農家さんのトマトです。なんと数々の野菜の品評会で受賞している農家さんなのです。

令和元年8月

令和二年12月【第51回兵庫県ハウストマト立毛品評会】農林水産大臣賞

令和四年5月日本野菜ソムリエ協会主催【第一回全国トマト選手権】金賞

令和五年5月日本野菜ソムリエ協会主催【野菜ソムリエサミット】金賞。

いかがでしょうか?今回の野菜ソムリエだけでなく、過去にも多数の高評価を品評会で受賞していることがわかります。またテレビにも紹介されていることも確認できます。

この「とまとや中村阮(グエン)」さんですが、平成29年からトマト事業をされているということで非常に若い農家さんで前職はベトナムで旅行業をされていたそうです。農業の経験が少ない分、一生懸命心を込めてトマトを作られているというメッセージが込められていましたので、その中身を見ていきましょう。

 

とまとや中村阮(グエン)さんのこだわりは?

とまとや中村阮さんのトマトについては、本格的な春トマトとなる2月以降、全量を糖度センサーでチェックし、基準に達したぜいたくトマトを出荷しています。平均的なトマトの糖度が4~6度となる中、とまとや中村阮さんのトマトは8度~10度。さらに、「甘い」とか「糖度8度以上」といったキーワードで売られていることが増えているトマトですが、とまとや中村阮さんはトマトを甘くするには水分量を調整する工夫をすれば糖度を上げられるが酸味とのバランスを整えるのが難しい。ここにこだわっているということがポイントになっています。

以下は、野菜サミットでの評価コメントの抜粋になります。

・高糖度トマトのお手本のような色、形、味。

・旨味がとても凝縮されていて、口いっぱいにトマトの香りと味わいが広がる。固めの食感で個人的にとても好き。

・ジューシーで甘味も強く、酸味のバランスもGood!パリパリとした皮の食感も自分好み、いつも食べたいトマト。

・脳が刺激される濃い酸味とコク。トレンド感あり。

・目の覚めるようなパンチのある酸味と塩味で、旨味もたっぷりあり、もうひとつ食べたくなる美味しさ。

・酸味が先にきて、後から甘味がかなりきて驚き。旨味が強いので、主役になる。サラダはもちろん、加熱にも向いている。

 

その他の糖度の高いトマトは?

熊本県JA玉名産ミニトマト玉宝  糖度7.9度

宮崎県JA尾鈴産中玉トマト    糖度5.9度

和歌山県JA紀州産ミニトマトアイコ糖度5.8度

高知県夜須産フルーツトマト   糖度8.3度

和歌山県産ミニトマトキャロル7   糖度7.8度

フルーツトマト、ミニトマトは比較的糖度が高いトマト作りに取り組まれている農家さんが多いですが、全国津々浦々に糖度の高いトマトは多数存在します。

また、野菜ソムリエについては全国に6万人以上もソムリエ資格を保有している方がいるそうです。そのような厳しい基準から評価された野菜を取り扱うことでメニューに付加価値をもたすのはいかがでしょうか。

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