付け合わせから煮物、天ぷら、そして洋食にも万能に使われているエンドウ豆。全て同じような大きさで緑なのですが、ちがいはご存知でしょうか?中でもグリーンピースはどちらかというと洋食に使われることが多いのですが、実はほぼ同じものです。同じ「エンドウ」の一種で、成熟の度合いによって分類されていたり、地域によって呼び名がちがいます。今回はこのエンドウ豆についてご紹介しています。
きぬさや、スナックえんどう、グリーンピースのちがい
「きぬさや」は、若いうちに収穫されたエンドウ豆で、皮ごと食べることができます。皮には食物繊維が豊富に含まれており、甘みもあります。
「スナックえんどう」は、同様に若いうちに収穫される未熟な状態のエンドウ豆ですが、一般的には皮をむいて食べることが多いです。スナックえんどうは、きぬさやよりも柔らかく、甘みが少なく、シャキッとした食感が特徴です。
「グリーンピース」は、より成熟したエンドウ豆であり、一般的には皮をむいて食べられます。グリーンピースは、きぬさややスナックえんどうよりも大きく、より甘みがあり、豆の風味がより強い傾向があります。
●収穫時期
きぬさやは早い時期に収穫され、グリーンピースはより遅い時期に収穫されます。スナックえんどうは、きぬさやと同様に若いうちに収穫されますが、品種によってはグリーンピースと同じ収穫時期に収穫される場合もあります。
●皮
食べる際に、皮をむくかどうかによっても区別されます。きぬさやは皮ごと食べられるため、収穫後の保管や陳列には注意が必要です。スナックえんどうは、皮をむいて食べるため、皮を取り除く手間が必要です。グリーンピースは、一般的に皮をむいて食べられますが、皮がある状態で販売されることもあります。
●価格
きぬさやは比較的高価で、スナックえんどうは中程度の価格帯、グリーンピースは安価で販売されることが多いです。
きぬさや、スナックえんどう、グリーンピースはなぜ価格がちがうの?
●栽培コスト
きぬさやは、若い段階で収穫されるため、それに合わせた農作業が必要であり、そのための労力やコストがかかります。また、スナックえんどうやグリーンピースは、収穫時期が異なるため、栽培期間が異なります。これにより、種まきから収穫までの期間にかかるコストが異なります。
●加工、輸送コスト
きぬさやは皮ごと食べるため、収穫後の加工や輸送時に壊れにくく、保管期間も長くなります。一方、グリーンピースは皮をむくために手作業が必要で、それに伴うコストがかかります。
●需要と供給
一般的に人気のある品種は、需要が高くなり、価格が上がる傾向がありますので需要と供給によって価格がちがいますが、特にきぬさやは旬の料理と合わせることが多かったり国産のものが出回ることが旬の時期以外に少ないので価格が比較的スナックえんどう、グリーンピースよりも高くなりがちです。逆に、お見掛けするようにグリーンピースは冷凍野菜としても流通しているので価格が安くなりがちです。
きぬさや、スナックえんどう、グリーンピースの旬はいつ?
きぬさや:4月から5月頃
スナックえんどう:3月から6月頃が旬の時期で、品種によっては10月頃まで収穫されます。
グリーンピース:5月から6月頃
まさにこれから旬を楽しめる時期が到来しますので今回ご紹介させていただきました。
弊社アジアインタートレードでは、ご紹介した生産地から遠い場所のお客様でも全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。
コメントをお書きください