2022年12月大根、レタスなど鍋野菜は物価値上げの地獄の救世主?

今年は毎月食品が値上がりし、来年からは電気料金までもが値上がりになりましたね。飲食店の経営にとっては様々な経費削減を積み重ねていく必要があるかと思います。さっそく12月の野菜価格の見通しが発表されていますのでご紹介していきます。農林水産省が東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況を聞き取りし、価格調査をしたものになります。12月については、大根、レタス、きゅうりは平年並。場合によっては平年より安く購入することができる傾向です。12月は特段、価格高騰している野菜もない傾向なので野菜は調達しやすい時期と言えそうです。

 

大根、レタス、きゅうりの価格見通しについて

主な産地で温暖な気候が続いた影響で、12月は大根やレタスが安値で推移するほか、白菜やねぎも平年並みの価格となる見通しで、農林水産省は「おでんや鍋物などの具材に使われる野菜が買いやすい価格になる見込みだ」としています。

東京中央卸売市場に出荷される主な野菜14品目の卸売価格の見通しによりますと、大根とレタス、それにきゅうりは、過去5年の平均と比べて20%以上安く推移するとしています。主な産地の千葉県や静岡県、それに宮崎県などで温暖な気候が続いたほか、適度に雨が降ったことなどから、出荷量は平年を上回り、1か月を通して安値で推移するとしています。

●大根

東京都中央卸売市場では56%が千葉県産、35%が神奈川県産が流通していますが、主産地における生育が順調だったため、12月を通じて出荷数は平年を上回り、価格が安定する見込みです。

レタス

東京都中央卸売市場では、33%が静岡県産、15%が茨城県産、14%が兵庫県産、11%が長崎県産が流通しています。主産地における生育が順調だったため、12月を通じて出荷数は平年を上回り、こちらも同様価格が安定する見込みです。

●きゅうり

東京都中央卸売市場では、44%が宮崎県産、16%が千葉県産、12%が高知県産が流通しています。主産地における生育が順調だったため、12月を通じて出荷数は平年を上回り、価格が安定と発表されています。

 

野菜価格見通しの調べ方

近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっていて消費者に影響が出ています。野菜の生育状況や価格の見通しを情報発信するため、平成23年より、主産地、卸売会社、中間事業者等から聞き取りを行い、その結果が農林水産省ホームページに掲載されています。

聞き取りを行う野菜は14品目あります。だいこん、にんじん、白菜、キャベツ、ほうれん草、ねぎ、レタス、キュウリ、なす、トマト、ピーマン、ばれいしょ、さといも、たまねぎ…です。

以上の野菜の生育状況は、東京都中央卸売市場外において流通するものもほぼ同じ傾向となっていますのでご活用いただけると思います。

過去の聞き取り調査についても農林水産省のページで公開されています。

https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/

 

飲食店にとっては店舗の利益、ご家庭にとっては家計の節約になるので少しでもお買い得の価格で調達できることはプラスになりますよね。しかも、生育状況も良いので味、大きさも良質なことが多いです。ぜひ、今回の調査を活用してみてくださいね。

弊社アジアインタートレードでは、野菜に詳しい知識がない方でも全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。