2022年12月が旬の大根の生産地ランキング

大根は肉料理でも煮物でも相性が良く、季節問わず年中愛されている野菜でスーパーでも年中見かけることが野菜です。その結果、日本人が最も食べている野菜は実はダイコンなのです。厚生労働省が発表した日本人における野菜の摂取量ランキングでも大根1位となり、1日当たりの平均摂取量は33.8gでした。その大根に旬があるのはご存知でしょうか。まさに今のこの時期が旬の美味しい大根が調達できる時期になります。今回は大根についてご紹介しています。

 

大根の旬の時期

特にスーパーで目にすることができる大根は青首大根という品種です。日本で流通している大根の90%は青首大根になりますのでほぼ全ての方が調達できると言えます。葉から下の1/3ほどが薄い緑色をしているため「あおくび」と呼ばれます。

青首大根は一年中手に入りますが、主な旬は10月~3月頃。青首大根が年中手に入る理由は、気候に応じて全国各地で栽培されているためです。北海道では7月~9月に、千葉県では10月~6月にかけて収穫されています。

当ブログでも何度かご紹介していますが、所謂、産地リレーの活用で一年中大根が調達できます。冬の大根は寒さに耐えるために甘みが増しますが、春から夏にかけての大根は辛みが強くなります。また硬さがあり、スジっぽさが気になる大根にあたりやすいのも春から夏です。旬を外すと辛味が強くなってしまうのでぜひ、産地の旬もおさえておきましょう。

 

大根の産地ランキング

大根生産量の日本一は北海道で全国の約12%を生産しています。そして、生産量1位の北海道、2位の千葉県、3位青森県の3道県あわせて、国内生産量の約33%を生産しています。先ほどご紹介した産地リレーの上位の産地になりますので多くの方がこちらの3県の大根を目にされているのではないでしょうか。

北海道では秋までの収穫が旬となっていますが、生産2位の千葉県がまさに現在が旬の時期。千葉県では、4地区(多古町、香取市小見川地区、佐原地区、成田市大栄地区)で生産されています。千葉県は、南東は太平洋に面し西は北総台地と接しており、北は利根川を挟んで茨城県と対峙しています。温暖な気候と豊富な水に恵まれて栽培されていますので、旬の美味しい大根を調達することはメニュー提案の一助になると思います。

 

大根の種類

大根が日本への入ってきたのは弥生時代とされ、ヤマイモやサトイモ、ウリなどとともに、日本最古の伝来野菜のひとつとされています。中国から寒い地域を経て入ってきたのは硬い大根。インドから厚い地域を経て入ってきたのが柔らかい大根。色々な地域で混ざり合って大根の品種が変わっているため、100種類近く大根があるとも言われています。今回は最も調達できる青首大根についてご紹介します。

青首大根は、地表から出た根の上部が薄い緑色なのが特徴。緑色になるのは、せり出た部分に葉緑体ができるためです。全体的に甘みが強く、やわらかい。みずみずしさもあるので、大根おろしや生食にも適している万能の種類です。美味しい青首大根を選ぶには、①表面にハリとツヤがあるもの、➁持ったときにずっしりと重さを感じるもの、③ひげ根が少ないもの、④葉がみずみずしいもの、⑤色が鮮やかなもの、こちらを選ぶと美味しい大根を調達することができます。

青首大根はまた春~夏に収穫された大根に比べ、冬の寒い時期に収穫された大根は甘い傾向にありますし、大根の葉まで楽しむことができます。

今回は今、まさに旬の大根についてご紹介しました。大根の調達についてご興味がある方は、ぜひ弊社アジアインタートレードもご活用ください。全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。