2022年9月が食べ頃!旬の大阪特産、勝間南瓜って知ってる?

かぼちゃは夏の野菜ですか?というお声をいただくことがあります。 スーパーでは1年中並んでいるかぼちゃですが、旬の時期は秋から冬です。かぼちゃが収穫できるのは真夏から初秋にかけての時期なので、その様子をご覧になったことがある方は夏野菜のイメージが強いのではないでしょうか。今回はこれから旬になるかぼちゃの中でも特徴のある品種をご紹介しています。

 

勝間南瓜(こつまなんきん)とは?

大阪市西成区玉出町(旧勝間村)で生まれた伝統品種です。江戸時代の万延元年(1860年)に勝間村の庄屋らが、天満の青物市場問屋年行司あて野菜7品目に限り同村内での「立ち売り許可願」を申し出ており、その中に「南京瓜」が記載されていたことから、このかぼちゃのことを勝間南瓜と呼んだものと考えられています。

しかし、明治時代に伝わった西洋かぼちゃの普及と食生活の変化にともない、1930年台に栽培が途絶えてしまいます。そこから60年以上経った2000年7月、大阪市の漬物業者が和歌山県の農家で偶然保管されていた勝間南瓜の種を発見しました。「大阪府立食とみどりの総合技術センター」で試作や鑑定が行われ、長い時を経て見事に復活した幻のかぼちゃなんです。

勝間南瓜は約800gの粘質な日本かぼちゃであり、小さいが味の良かったことから、綿とともにかつては特産でした。こうした伝統ある野菜を見直そうという機運が高まり、昔ながらの野菜を再び味わってもらえるよう、「なにわの伝統野菜」の発掘と復活に取り組んでいる地域が増えてきています。

 

西洋かぼちゃの皮はとても固く、包丁で切るのを苦戦することがあると思います。勝間南瓜は比較的皮が薄く、加熱すると皮ごとねっとりととろけるような舌ざわりになりますので、ホクホクした煮物とはまた違い、高齢者や子供にも食べやすい食感として人気があります。勝間南瓜は熟すと皮の色が赤茶色に変化するので、完熟サインが分かりやすく、甘みと香りが増すことが特徴です。

●食物繊維

食物繊維は腸内環境を整え便秘を予防・改善する働きがあります。糖質や脂質の吸収を抑え生活習慣病の予防・改善にも期待ができます。

●カリウム

カリウムはミネラルの1種で体内の余分なナトリウムを排泄することで、血圧の上昇を抑える働きがあります。

●βカロテン

βカロテンは赤橙色の色素です。かぼちゃの果肉の黄色はβ-カロテンによるものです。βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換され、肌や粘膜の健康を保つ働きがあります。

●ビタミンC、E

ビタミンC、Eともに抗酸化作用があります。ビタミンCはコラーゲンの合成を助けたり、鉄の吸収を高める働きがあります。ビタミンEには特に脂質の酸化を予防する働きがあり、細胞膜の健康を保つことに役立っています。健康な皮膚を作ることが期待できます。

夏野菜は比較的水分が多く、栄養素もカリウムなどに偏りがちですが、かぼちゃには魅力的な栄養素が多く含まれているのも特徴です。

 

今回はこれから始まる9月に旬となるかぼちゃの勝間南瓜をご紹介しました。弊社「アジアインタートレード」では取組を行っております。全国100以上の野菜卸から一度に仕入れ価格を比較して新鮮な国産野菜を配送することができます。全国の卸売市場を対象としていますので、お近くの市場からお目当ての野菜を最適価格で仕入れ、配送を受けることを可能にしました。お役に立てるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。

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コメント: 1
  • #1

    /tiime set 0 (火曜日, 19 12月 2023 09:26)

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