2022年7月夏秋キャベツの旬開始!日本一の産地とは?

キャベツは比較的安価で年中入手することができるので、旬といえるような時期がないように感じます。日本の平坦部では秋から春にかけて多く作られていますが、高冷地では夏から秋にかけて作られていることが多いということで、日本のどこかで1年中盛んに生産が続くことで1年を通して入手できることが理由です。 サラダの他、様々な料理に使われていますが、どんな栄養素があってどんな健康効果があるのか詳しくご存知ない方は多いのではないでしょうか?キャベツの知られざる魅力や、7月に日本一を迎える生産地をご紹介しています。

 

夏秋キャベツ日本一の産地とは?

群馬県嬬恋村で生産されるキャベツは全国の夏秋キャベツの47%の生産シェアを占めています。特に、首都圏は群馬県から近いこともあり首都圏での妻恋村キャベツのシェアは80%とも言われています。嬬恋村内ではキャベツは玉菜(たまな)とも呼ばれていて、植え付けは「玉菜植え」、収穫は「玉菜切り」と独自の呼ばれ方をしていて、群馬県の特産品としてこだわりを持って生産されています。

嬬恋村は群馬県の西北部に位置し、長野県の軽井沢町、小諸市、上田市、須坂市などと県境で接しています。県境には日本百名山の浅間山、四阿山、白根山の2000m級の山々が連なり、日本の大分水嶺をなしています。山々に囲まれ、かつての火山活動で形成された広大な山麓の平均標高1200mの高原において、キャベツが生産されています。土壌は、黒ボク土と言われる火山灰土の腐食土壌が多く、高原野菜栽培に適しています。気候としては、キャベツの生産過程の期間が大変涼しく、6~9月の平均気温はキャベツの生育適温と同じ15~20℃となります。昼夜の温度差と高原特有の朝露、そして栽培に適した土壌によって、やわらかく甘みのある、美味しいキャベツが生産されており、その作付面積は3400haにも及び、名実ともに日本一のキャベツ産地となっています。

 

キャベツの栄養、健康への期待できる効果

キャベツ100gあたりカロリー21kcal、糖質3.7gです。同じ野菜で代表的なものと比較すると、にんじん100gあたり39kcal糖質6.5g、たまねぎ100gあたり37kcal糖質7.2gなのでヘルシーな野菜といえます。

●ビタミンC

ビタミンCは抗酸化作用をもち、活性酸素から身体を守る働きがあり免疫アップやストレスへの抵抗力を強めたり、皮膚や細胞のコラーゲンの合成を助けてくれる。サプリメントで摂取している方も多いですが、キャベツ100g中には40mgの豊富なビタミンCが含まれています。

●ビタミンK

ビタミンKは血液を凝固させる助けや、骨を丈夫にする働きがある。特にキャベツは野菜の中でもビタミンKが多く含まれていると言われれているので体作りに期待できる食べ物になります。

●ビタミンU

ビタミンUは、胃粘膜の修復を助けてくれ、胃腸の調子を整えるので免疫力アップが期待できる。揚げ物の付け合わせでキャベツが多いのはこの理由からですね。ビタミンUはキャベツから発見されたのでキャベジンとも言われていて、特にキャベツに多く含まれている栄養素です。

●カルシウム

骨を作るのを助けることで知られている栄養素です。先にご紹介したビタミンCやビタミンKが豊富に含まれるキャベツはカルシウムも合わせて摂ることができるので骨を丈夫にする効果が期待できます。

●カリウム

カリウムは体内の水分の調整を助ける作用があります。私たちの体内に存在する量がもっとも多いミネラルで塩分の排出や、血圧を下げたりする効果が期待できます。

●葉酸

遺伝情報を司るDNAを作るために不可欠なビタミンです。体の発育に必要とされるので妊婦さんが積極的に摂ることが多いことが有名です。

●イソチオシアネート

殺菌力、抗酸化作用があるので風邪の予防から老化防止、肝機能の向上などにも効果を期待することができます。

キャベツは以上のように健康をサポートしてくれる栄養素がしっかりと含まれているのでかなり優秀な野菜ということがわかります。

 

今回は現在、旬で安価で調達できるキャベツについてご紹介しました。弊社「アジアインタートレード」でも取組を行っております。全国100以上の野菜卸から一度に仕入れ価格を比較して新鮮な国産野菜を配送することができます。全国の卸売市場を対象としていますので、お近くの市場からお目当ての野菜を最適価格で仕入れ、配送を受けることを可能にしました。お役に立てるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。