2022年6月から本格値上げ到来?6月に安い野菜とは?

今年は様々なものが値上げのニュースで家計直撃。飲食店の経営にも影響が大きいですよね。実は来る6月からはさらに本格的な値上げが予定されています。例えば、イオンはプライベートブランドのトップバリュを6月から一斉値上げ、カップラーメン最大手の日清食品も6月から値上げするなど今まで以上に食品の価格が上がっていきます。野菜についても燃料コスト上昇にともなって輸送費が上がりますので避けられないですが、旬の野菜を事前に知って計画立てることで抑えることができます。今回は、6月ごろに旬をむかえて安く調達しやすい野菜についてご紹介しています。

 

6月に旬をむかえる野菜の代表例

【果実を食用とする果菜類】

オクラ、キュウリ、グリーンピース、ゴーヤ、さやいんげん、シシトウ、ズッキーニ、そら豆、トウモロコシ、トマト、ナス、パプリカ、ピーマン、ヤングコーン

【葉や茎を食用とする葉茎菜類】

アスパラガス、空芯菜、コールラビ、サラダ菜、シソ、ルッコラ、レタス、三つ葉、ミョウガ、モロヘイヤ

【根や茎を食用とする根菜類】

ジャガイモ、ショウガ、ゴボウ、ビーツ、レンコン

 

野菜は根菜類、葉茎菜類、果菜類の大きく3つに分類されていますので、それぞれの一般的に6月に旬をむかえて安く調達しやすい代表的な野菜を一覧にしました。注意しなくてはいけないのは、あくまでも一般的に旬をむかえる野菜ですので気候や雨量の条件によって不作になる年は価格高騰していまいますので、その点はご注意ください。

 

トマトの安い時期

一覧として色々な野菜をご紹介しましたが、中でもご家庭や飲食店で頻出のトマトについてさらにご紹介していきます。トマトの価格が値ごろになる狙い目の季節は、春から夏頃になります。春から夏は気温が高く、実が大きくなりやすいのがその理由です。ビニールハウスや野菜工場の中で大量生産システムによって育てられているトマトは、冬になっても価格はそれほど変動しません。

しかし、一般的には、春から夏頃に安くなる傾向があります。どうしても価格が高騰している時にトマトを買う場合は、大玉トマトからミディトマトに変えるなどをして仕入れ値を抑える工夫をするとよいでしょう。またフルーツトマトは、価格が他と比べて高い場合が多いので、仕入れる時期をよく考える必要があります。価格を抑えて、栄養価を重視してトマトの種類を選ぶ場合は、春~初夏の頃に旬として出回るトマトが一番おすすめです。

 

●大玉トマト

サラダやカプレーゼ、スープなどをメニューに取り入れる時には、大玉トマトを使用するのがおすすめです。トマトの中でも知名度が高く、スーパーの店頭に年中並んでいる定番商品です。夏野菜として扱われることが多いですが、基本的には季節を問わずに収穫されています。価格の変動はあまりありませんが、夏が一番安くなります。大きさが大きいので、トマトを主役とした料理に大活躍。人気の品種には、「桃太郎トマト」「ファーストトマト」などがあります。

ミニトマト

大玉トマトと同じように、スーパーで季節を問わず出回っているのがミニトマトです。ミニトマトは一口サイズで食べられるので、サラダに添えられることが一般的です。大玉トマトの価格が高騰している時も、価格が安くなる場合があります。人気の品種としては、「アイコ」や「マイクロトマト」などがあります。成長が早く、病気にも強いので、価格変動の影響を受けにくいのがミニトマトの特徴です。

ミディトマト

ミニトマトよりも一回りサイズが大きいのが、ミディトマトです。ミディトマトは色が綺麗に出ているので、サラダや人に見せる料理に使いやすいです。ミニトマトと大玉トマトの良いところを集めたトマトで、元々は大玉とミニトマトをかけ合わせて作られた品種として知られています。1個あたりが50gと小ぶりなので、少量の料理を作る場合にもおすすめです。大玉トマトと同じように、夏に価格が下がりやすいです。人気の品種としては、「フルティカ」や「レッドオーレ」があります。

●フルーツトマト

他のトマトと比べると、糖度が高く果実のような甘味が楽しめるのがフルーツトマトです。そのままでも美味しく食べられるので、サラダなどそのまま生の状態で料理に使用される場合が多いです。他の種類と比べると価格が少し高いのも特徴ですが、春から夏にかけて価格が下がります。フルーツトマトは、業務用野菜卸では徹底的な品質管理のもとに生産されていることが多く、生食で味や甘さにこだわるなら、フルーツトマトがおすすめです。人気の品種としては、「アメーラトマト」「フルーツルビーEX」があります。

 

今回は6月に安く調達しやすい野菜についてご紹介しました。弊社「アジアインタートレード」では全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送できる調達先を探す仕組みを使って飲食店の方々のお手伝いをしております。ご活用いただけるサービスもあるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。