みなさんはセロリは食べたことがありますか?苦手な野菜として挙げられることもあって、独特のにおいと味が、苦手という方も少なくありません。しかしこの香りにアロマ効果があったり、美容効果や食欲増進効果などが詰まっています。このように聞くとセロリも見直してみようと思う方が多くなるのではないでしょうか?現在、セロリの旬真っ只中となっていますのでご紹介しています。
セロリの生産地、旬について
セロリは涼しい気候と水分を好む野菜ですので、長野県のような気候風土は最適な栽培環境でみずみずしくシャキッとしたセロリが育ちます。長野県が生産量は全国1位となっていて日本の生産の40%を占めています。生産期間も5月から11月にかけて長期間出荷されていますのでまさにこれから美味しいセロリを味わうことができます。ちなみに、生産は続いて静岡県、福岡県、愛知県となっていますがこの4県だけで80%の生産シェアとなっているので、皆さんがお手にする国産セロリのほとんどはこちらの県で生産されているものではないでしょうか。
セロリの知られざる効果
野菜やに含まれる香りには緊張や不安を和らげたり、血行を良くしてくれたり、副交感神経の働きを促進して自律神経を整える効果があります。このリラックス効果があってこれからのゴールデンウイークの疲れであったり五月病と言われるものに対して効果を期待したメニュー提案ができるのではないでしょうか?
セロリにはスーっと抜けるような独特の香がありますが、にんじんや三つ葉と同じセリ科の野菜で、ヨーロッパの山岳地方では紀元前から自生していたとも言われており、薬として使われてきた歴史も長いそうです。約40種類もの香り成分がありますが、茎や葉に含まれているアピインやセネリンの香りが、ポリフェノールの一種で、イライラをしずめてくれたり、気持ちを安定させるのに有効とされています。セロリシード精油(エッセンシャルオイル)としても使われていたり、ハーブティーとしても使われていたり非常に人気の成分です。
セロリの栄養
セロリは葉の部分に、ビタミンB1やB2が多く含まれ、その他にもβカロテン、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維などの栄養が多く含まれています。セロリのビタミンB1とB2は、炭水化物や脂質から、体のエネルギーを作る働きがあります。
●疲労回復、美容効果
ビタミンB1とB2はエネルギーを作ってくれますので不足すると、疲れがたまり疲労感やだるさがでてきます。βカロテン、ビタミンAは、体の皮膚や粘膜を保護したり、眼の機能を正常に保つ栄養成分です。
●抗酸化作用
抗酸化作用とは、加齢と共に増える老化の元の活性酸素の生成を抑えてくれる働きのことです。セロリに含まれているビタミンCは、コラーゲンの合成を助け、体の組織を丈夫にしたり活性酸素やストレスなどによる、悪影響を抑える効能があります。加えてセロリには、カロチン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEがバランスよく含まれてますので、中でも、ビタミンCとEは、一緒に摂取することでその効果をアップさせることができます。
●セロリを選ぶポイント
・葉が濃い緑色
・茎は太く肉厚
・全体的にハリ、ツヤがある
セロリを保存するときには葉と茎を切り離して、それぞれ新聞紙などで包み、立てて冷蔵保存してください。セロリには本当にたくさんの栄養があって期待できますが、体を冷やす効果もあるので、食べ過ぎには注意していきましょう。
今回は旬を迎えているセロリについてご紹介しました。弊社「アジアインタートレード」では全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送できる調達先を探す仕組みを使って飲食店の方々のお手伝いをしております。ご活用いただけるサービスもあるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。
コメントをお書きください