スナップエンドウは、お酒のおつまみやお通しにも便利で重宝されていますので飲食店での頻出野菜です。スナップエンドウは、2月から7月にかけてよく収穫される野菜なので、まさに現在の時期が旬となり、活用を検討している方も多いのではないでしょうか?今回はスナップエンドウについてご紹介しています。
スナップエンドウとさやえんどうはちがうの?
収穫初期の若いえんどうを早採りし、さやごと食べられるものを「さやえんどう」と呼びます。つまり、絹さやとスナップエンドウは、どちらも「さやえんどう」なんです。
呼び名が違うのは種類が違うからで、小型でさやが薄いのが「絹さや(絹さやえんどう)」、肉厚でさやと実の両方を食べられるのが「スナップエンドウ」です。両者ともに、えんどう豆を未熟な段階で摘んだもので、皮と身、両方のビタミンやミネラルがとれるため、栄養価が高いです。きぬさやは長さ5〜6cmと小さく、薄いのが特徴。一方、スナップエンドウは、長さ7〜8cmときぬさやよりも大きく、皮も身も肉厚で食感が楽しめるものになります。
ちなみにグリーンピースは、えんどうのさやの中の豆をある程度大きくなるまで成長させ、完熟する前のやわらかい状態の時に収穫したものになります。実は種類はちがえど、全て同じエンドウマメだった言うことです。
スナップエンドウの栄養
えんどう類にはビタミンC、ビタミンB1、ビタミンK、葉酸が含まれています。さやえんどうはグリンピースやスナップエンドウに比べてビタミンC、ビタミンKを多く含みますが、ビタミンB1はグリンピースよりも少ないなど、分類上は同じものであっても栄養の含有量が異なります。
●ビタミンC
ストレスから体を守る働きをします。活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化予防にも効果があります。粘膜を強くして健康に保つ効果があることから風邪予防にも効果的です。
●ビタミンB1
ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝にかかわっており、疲労回復を助ける効果があります。
また、脳と神経を正常に保つ働きもしています。
●ビタミンK
ビタミンKはビタミンDとともにカルシウムの吸収をよくする働きがあります。
血液凝固成分を作り、ケガをして出血をした際に出血を止める役割もあります
●カルシウム
骨や歯を作るのに欠かせないミネラルです。
●食物繊維
不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消に役立ちます。
また、有害物質を排出する効果もあります。水溶性食物繊維は、腸内環境を整える効果や血糖値の急激な上昇を抑える、コレステロールの吸収を抑制する効果が期待できます。
期待できます。
スナップエンドウの生産地
トップは鹿児島県の4,360tで、シェアでは61.4%となっています。2位は熊本県で8.2%のシェアとなっています。鹿児島地域は畑作地帯で,温暖な気候と南薩畑地かんがいを活かした豆
類やオクラ,かぼちゃ等の野菜産地となっている。特に豆類スナップエンドウは,冬場の温暖な気候を活かして全国に先駆けた出荷が可能なことから,日本有数の産地となっています。
農家戸数は年々減少している状況の中,農業が就業の場として見なされてきて
おり,特に指宿では新規就農者や農業後継者が増えてきています。新規就農者等の早期
経営確立及び地域の担い手農家への経営改善指導を行い,豆類産地を支える経営をバックアップしている、地域の行政とも取り組みあって生産が盛んとなっています。
今回はまさにこれから旬を迎えていく、スナップエンドウについてご紹介しました。飲食店の方々からも人気が高い野菜になります。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。
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