4月が旬の春キャベツの生産地はどこ?

春キャベツは3月頃から5月頃までが収穫が盛んで旬と言われています。ちょうど今の時期から市場に出回るキャベツで、形が丸くて小ぶりで、葉は柔らかく薄いのですが巻き方が緩く、水分が多く甘味があります。葉の中の方まで黄緑色をしているのが特徴です。今回は旬の時期を迎えている春キャベツについてご紹介しています。

 

春キャベツの生産地

・千葉県

・神奈川県

・愛知県

以上の3県が生産と作付面積の上位となっていて、毎年たくさんの春キャベツが出荷されている県になります。特にその中でも千葉県の銚子市、神奈川の三浦市、愛知県の田原市は群を抜いて生産が多くなっていて有名な春キャベツの生産地となっています。4~6月に収穫期を迎える春キャベツは、海洋性気候で冬

でも暖かい千葉県の銚子地域や神奈川県の三浦地域等が主産地です。7~10月に収穫期を迎える夏秋キャベツは、群馬県の嬬恋、長野県の野辺山等の高原地帯や北海道、岩手県等の冷涼地で栽培され、鮮度を保つため出荷前に予冷庫に入れて保冷トラックで出荷されます。

三浦市は春キャベツの国の指定産地になっているほどキャベツ栽培に適した土地で、葉の巻きが強く、ずっしりとした重さがある冬キャベツと比べ、春キャベツは葉の巻がふんわりとして、柔らかいのが特徴です。柔らかくて水分が多くてみずみずしいので、飲食店の方々からも人気の野菜になっています。

 

春キャベツの栄養

キャベツには骨の健康維持や止血に働くビタミンKのほか、風邪予防や疲労回復

に効果的なビタミンC、腸内環境を改善する食物繊維が豊富に含まれています。キャベツに由来して命名されたキャベジン(ビタミンU)を含みます。キャベジンは、胃腸の粘膜を正常に保つ効果があることから、胃腸障害に有効な成分と考えられています。ビタミンCは、捨ててしまいがちな外葉と芯の周りに多く含まれており、大きめの葉であれば、2~3枚で一日の必要量を取ることができます。

キャベツは別名「甘藍」(かんらん)とも呼ばれていますが、これは甘味のもととなる果糖やブドウ糖、蔗糖などを含有する事に由来しています。また、外側の緑色の濃い部分にはベータカロテンが含まれ、抗酸化効果や感染症の予防効果が期待できます。そして、春キャベツは一年中店頭に並ぶ冬キャベツよりも柔らかくて甘いうえに、カロテンが3倍、ビタミンCが1,3倍も含まれているなど、栄養価が高いと言われています。

 

注目成分イソチオシアネート

キャベツには独特のえぐみ、辛味がありますが、この正体はイソチオシアネートという成分です。キャベツの切り口が酸素に触れるとイソチオシアネートが過剰に分泌されるため、苦味が出てしまいます。

そして、キャベツに含まれるイソチオシアネートが食べた後に細胞内に取り込まれると、解毒酵素や抗酸化酵素を活性化させるくれることが研究でわかっており、がん予防が期待できると言われています。

イソチオシアネートは食道がん、大腸がん、肝臓がん、肺がん、前胃がんなどを抑制する可能性が高い注目の成分になっていますので、美味しくて健康に良いメニュー提案ができますね。

 

今回は春キャベツついてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。