グリーンピース、さやえんどう、えんどう豆、豆苗は同じ植物からできていることを知っていましたか?エンドウを「さや」がまだ柔らかい時期に採ったものがさやえんどう。さらに大きくなり未熟な状態の実を採ったものがグリーンピース。そして、完全に成熟するとえんどう豆と呼ばれるように変わっていきます。さらに、若い茎と葉を食べているものは豆苗と呼ばれているんですよ。今回はこの何かと話題の多いグリーンピースについてご紹介しています。
グリーンピースの産地
グリーンピースは缶詰などでも見かけるため、輸入のイメージもあるかもしれませんが、生産量の日本一は和歌山県で、全国シェアは42.8%です。
生産量1位の和歌山県、2位の鹿児島県、3位北海道の上位3県で、国内生産量の約63%を生産されています。
特に、和歌山県については「紀州うすい」と呼ばれる特産品としても生産されていて豆ごはんとしても親しまれています。西日本ではおなじみの野菜ですが、生産量が限られるため、主に関西地域しか出回らないようです。
グリーンピースの旬
グリンピースの収穫は冬から春にかけて行われますので、まさに今の時期である3月~6月までが旬のグリンピースが出回る時期にになります。
先ほど、国内の出荷量は和歌山、鹿児島、北海道が上位だとご紹介しましたが、海外では中国・ペルー・タイ・イギリス・カナダ・ホンジュラスなどが多く日本へ入ってきています。
冷凍食品や缶詰としても販売されているので年中調達できますが、もちろん旬の鮮度が良いグリンピースは甘味があって風味が格別なので、豆ご飯や卵とじなどにして季節の味を楽しむことができますし、栄養抜群なのでメニュー提案の検討をしてみるのも良いのではないでしょうか。
グリーンピースの栄養
グリンピースは、小さいですが栄養価が高い野菜です。料理を色鮮やかに彩るわき役として活躍するだけがグリンピースではありませんのでこの機会に確認していきましょう。
●食物繊維
食物繊維は野菜類・豆類の中でもトップクラスの含有量です。生のグリンピース100g当たりに7.7g含まれています。腸のぜん動運動を促進する不溶性の食物繊維を多く含み、有害物質を体外に排出して便秘の予防効果が期待できます。
●たんぱく質
生のグリンピース100g当たりに含まれているタンパク質の量は約6.9mgです。野菜としてはたんぱく質が豊富です。必須アミノ酸のリジンは脳を活性化し、記憶力や学習能力の向上に働きます。
●ビタミン
グリンピースには、ビタミンE・K・B1・B2・B6・C・葉酸・カロテンなどのビタミン類が含まれています。特にビタミンCが豊富です。
●カリウム
余剰な水分や塩分を、身体の外へと排出しやすくしてくれるという働きがあります。
●ナイアシン
皮膚や消化器官などを健康に保ちます。
●モリブデン
肝臓や腎臓に多く存在するミネラルの一種で、糖質や脂質の代謝を助けるほか、鉄の働きを高めて造血作用を促進させます。
ちなみにグリーンピースの独特な青臭さヘキサナールという成分によるもので、生の野菜や雑草に含まれていて青臭く感じる原因です。ヘキサナールは揮発性なので、少し長めに茹でることでこの青臭さは減少します。
グリーンピースの選び方、保存方法
グリーンピースは生で調達するときさやに入っている状態になっています。さやがふっくらとしていて張りがあり、きれいな黄緑~緑色のものが新鮮です。さやの表面やへたが変色していないものを選びましょう。グリーンピースはさやから出して時間が経つと風味が低下していくので、さや付きで調達すると新鮮な状態で調理することができます。
そして、グリーンピースは日持ちしないのですぐに使わない場合は乾燥しないように、ポリ袋に入れたり、軽くラップをして冷蔵庫の野菜室へ入れておきます。2~3日以内に調理しましょう。さやから出されたものは当日に使用することをオススメします。長期保存したい場合は、茹でると冷凍保存が可能になりますので冷凍保存しておけば安心です。
今回はグリーンピースについてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。
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