フードロスの上位は野菜?解決方法のご紹介

フードロスというと、食べ残しやお店の売れ残りのイメージが強いかもしれませんが、コロナ禍での休業や閉店での食材の廃棄や、調理の過程での使いきれない部分の廃棄など流通過程~消費過程まで様々なフードロスの悩みと課題がつきません。もちろん、ご家庭でも使いきれなかったり傷んでしまったり様々な原因が発生しますよね。FAO(国際連合食糧農業機関)の報告書によると、世界では食料生産量の3分の1に当たる約13億トンの食料が毎年廃棄されています。日本でも1年間に約600万トンもの食料が捨てられており、これは東京ドーム5杯分とほぼ同じ量。日本人1人当たり、お茶碗1杯分のごはんの量が毎日捨てられている計算になりますので、今日から少しでもできることを始められるように今回フードロスについてご紹介していきます。

 

フードロスの上位は野菜?

「捨ててしまいがちな食材」

 ・野菜

 ・調味料

 ・果物

あくまでも調査の一例ですが、皮や芯、種などがある野菜や果物はフードロスの上位にランクインしてしまいます。そして、使いきれないという点ではドレッシングやタレなどの調味料も上位となっています。代表的な野菜の捨てる理由については、変色・におい・使いきれないが理由となっていて、葉物で添え物として使われるキャベツやレタスは調査でも上位となっていました。また、皮をむいたり、ヘタ、芯を取って調理が必要なことが多いので野菜はどうしてもフードロスの発生しやすい食材です。さらに、消費過程だけでなく流通過程である、農家についても作った野菜を十分に買い取って貰えなかったり、価格や需給関係で市場でも売り上げが伸びなかったりということがフードロスの原因になっています。フードロスが起き、野菜が無駄になってしまうことから、企業ではさまざまな対策を行っています。

 

カット野菜・冷凍野菜の業務用野菜卸の活用

調理の手間の簡便性、フードロスといった両面を解決してくれるのが業務用野菜にあたるカット野菜や冷凍野菜です。飲食店にとっては保管場所の問題の解決や、人件費の節約にもつながります。なぜなら、調理の際に加工する皮や芯のカット作業については、当然スタッフが必要になりますし、ゴミが発生してしまったりのフードロスの発生原因になっています。また、必要なときに必要な量を取り出して使用することができるので、変色や萎びたりすることも最小限にできることが飲食店には強い味方となっています。

 

規格外野菜の活用

最後に、消費過程ではなく流通過程で発生しているフードロスの発生についてですが、農家や市場で売れ残った野菜はそのまま廃棄されてしまいます。特に流通過程の川上になる農家で問題となっているのは「形、色が悪い」ことが原因で出荷できずに廃棄されてしまっている野菜です。

上記にきゅうりの一例の写真をお示ししていますが、野菜は市場で流通させるために、大きさにはS・M・L。形や品質や色にはA・B・Cという分類がされ、重量や傷の有無などの規格が設定されています。規格に合わないものは規格外野菜として、味は規格品と変わらないにもかかわらず、そのほとんどが商品として出荷されずに廃棄処分されてしまいます。

そこで、弊社アジアインタートレードでは、飲食店が導入しやすい 1セット 3,000円程度の価格に設定し、見た目は少し悪いものもありますが、品質は問題ない美味しい有機野菜を業務用野菜として価値を持たせて安価に手に入る取り組みを行っています。

見た目に問題があっても、カットしたり調理してしまえば全く問題がない上に、むしろ有機野菜として価値が高い野菜を調達できる…そんなフードロスと飲食店のお手伝いをする企業が増えています。

 

今回はフードロスについてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、ご紹介しました規格外野菜の取り組みや、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先から新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。