3月が旬!新じゃがの生産地はどこ?

じゃがいもはスーパーでも年中見かけることができる野菜なので旬の時期がわかりにくいですが、じゃがいもの生産量日本一の北海道では春作が中心です。4~5月に作付し、8~10月にかけて収獲するので旬は秋口となります。一方で冬作と呼ばれる収穫時期では2~4月に収穫する産地もあります。これが新じゃがと言われているものです。今回はこの新じゃがについてご紹介しています。

 

新じゃがの生産地

日本は南北に長く、中央部には山岳地帯がある我が国では、気象条件が緯度や高低差に応じ異なっており、それらを利用して比較的冷涼な時期に、様々な産地でじゃがいもが生産されています。

今回取り上げている新じゃがは、九州が主な産地となっていて、長崎県、鹿児島県などで、1~3月に作付し、5~7月にかけて収獲する「春作」、9月に作付し、11~12月に収穫する「秋作」、10~12月に作付し2~4月に収穫する「冬作」と分かれていて冬作のものが新じゃがになっています。

特に春の新じゃがは全国に出荷され人気があります。早ければ1月から鹿児島産の新じゃがが出荷されます。その後、4月~5月の春には長崎産が出荷されます。以後、季節が進むにしたがって生産地は順次日本列島を北上し、7月には北海道へと移行していきます。

 

新じゃがと通常のじゃがいものちがい

新じゃがはみずみずしく、皮がうすく、皮をむかずにそのまま食べられます。軽く洗えば皮をむかずにそのまま調理可能なので調理時間が大幅に短縮できます。

秋に採れて貯蔵されている通常のじゃがいもとは違う味や食感があり人々に好まれています。水分量は品種によって違いがありますが、早めに収穫された新じゃがは、水分の量が多くなります。水分が少ないほど、食べた時の食感がホクホクしていますが、水分が多いと荷崩れしにくいという特徴があります。

じゃがいもに多い栄養素といえば、免疫力を高めたり、美肌作りに貢献するビタミンC 。そのビタミンCの含有量が、新じゃがは通常のじゃがいもに比べておよそ4倍も含まれています。ビタミンC は収穫後時間が経つにつれて減少する傾向にあるため、収穫後すぐに出荷される新じゃがには、じゃがいもよりも多くのビタミンCが残っているという理由です。また皮ごと調理が可能なため、皮に含まれるビタミンやミネラルなども、くまなく栄養を摂ることができます。

 

 

新じゃがの保存期間

新じゃがは、通常のじゃがいもよりも皮が薄く、水分が多い分、長期保存には全く向いていません。すぐに使い切らない時は、新聞紙やキッチンペーパーにまとめて入れて、冷暗所で1週間~10日を目安に保存します。日が当たると皮が緑色に変色して、中毒症状を引き起こす天然毒素(ソラニン、チャコニン)が増えるので、日光には注意しましょう。皮が緑色になっている場合は、皮ごと使うのは気をつけましょう。緑色の部分はがなくなるまで、皮を厚めにむいてから調理がおすすめです。ちなみに新じゃがは収穫した直後のじゃがいもなので、発芽の心配はありません。

 

長崎、鹿児島の新じゃがの品種

長崎はじゃがいも(ジャガタラ芋)伝来の地といわれていますが、もともとじゃがいもの生産に気候の適している冷涼な北海道での生産と比べ、長崎では気候に合うように品種改良が行われてきました。ニシユタカ、デジマ、アイユタカといった品種が有名です。また、じゃがいもの生産量が北海道に次いで2位の鹿児島ではニシユタカ、ゴールド、メークインといった品種が有名です。余談ですが、じゃがいもという名前の由来は、オランダ人が東洋貿易の根拠地としていたジャワ島のジャカトラから来たことから「ジャガタラ芋」となり、これが後に「じゃがいも」となりました。

 

今回はいよいよ3月が旬となる新じゃがについてご紹介致しました。弊社アジアインタートレードでは、ご紹介した生産地から遠い場所のお客様でも全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。

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コメント: 1
  • #1

    (日曜日, 10 3月 2024 19:55)

    セックス