ただ今、比較的安値で調達ができるキャベツ。季節を問わず入手できて、さまざまな調理法があるので飲食店のメニューとしては必須の食材ですよね。ところで、キャベツを調達するときですが、なんとなく「傷がついていないか」や「変色していないかな」という点だけで選んでいませんか?今回はそんなキャベツの選び方について大切なポイントと、季節によっても変わる見分け方のポイントをご紹介しています。
美味しいキャベツの時期
キャベツは大きく2種類に分けられます。年中見かけることができる一般的なキャベツは寒玉と呼ばれ形は楕円形をしています。もう一方は春玉で、いわゆる春キャベツと呼ばれています。冬キャベツ(11月~3月頃)、春キャベツ(4月~6月頃)、もともとキャベツは冷涼な気候(15~20℃)を好み、夏場には栽培が難しい野菜だったため、気温が上昇しても栽培を可能にする品種改良がなされました。また、産地もリレー式に交代することで、1年中流通ができるようになったので、現在のように年中調達ができます。
美味しいキャベツを見分けるポイント
・ツヤがあり、鮮やかなもの
キャベツの外葉は厚みがあり鮮やかな緑色をしているものがおすすめです。そして、みずみずしくつやのあるものを選びましょう。
・外の葉が外されていないもの
時折、キャベツの葉が紫や赤っぽく変色しているものがありますが、これは主に冬キャベツに見られることが多いです。傷んでいると思って外の葉をどんどん外してしまう方がいますが、これは傷んでいるわけではなく、味に影響はありません。ポリフェノールなので、気にせず食べられますし、加熱によって通常のキャベツと同じような色にもどります。
・芯の直径は500円玉より小さいもの
切り口の大きさにも注目してください。直径が500円玉くらいものがちょうど良いと言われています。大きいと育ちすぎているため水分が抜け、葉が固くなっていることがあります。また味に苦味も出てくるとも言われていますので、色と大きさをよく見てみましょう
・茎やカットされた面の切り口が変色していないもの
キャベツは芯の部分から傷みはじめるため、芯が白くみずみずしいものを選びましょう。芯の切り口が黒ずんでいたり変色していないかチェックしましょう。
キャベツの見分け方は季節で変わる
キャベツを手に取って見分けるときのポイントに「重さを比べて、ずっしりしたもの」が挙げられるかもしれませんが、これは冬キャベツと春キャベツで変わります。冬キャベツであれば、「ずっしり重い」キャベツが美味しいポイントなのですが、春キャベツの場合は、逆に「ふんわりと軽いもの」を選ぶことが大切です。なぜ、重いキャベツが美味しいかと言うと、同じ大きさのキャベツなら、重いもののほうが水分の量が多いので、みずみずしくて美味しい。軽いキャベツは育ちすぎていて、葉脈も葉も硬くなっている場合が多いというわけです。
・冬キャベツ
横に長い扁平型
葉の巻きが硬く隙間が少ない
白っぽい薄黄緑色
・春キャベツ
コロンと丸型
葉の巻きが緩く隙間がたくさんある
黄緑色
冬キャベツと春キャベツには以上のような特徴があります。冬キャベツは「ずっしり重いもの」、春キャベツは「ふんわりと軽いもの」という点が季節によって美味しいキャベツを選ぶポイントになります。
今回は年中調達できて活躍してくれる野菜のキャベツの季節によって変わる美味しさのポイントを紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。
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