飲みすぎた胃腸を助ける冬の旬野菜!大根の魅力とは

クリスマス、年末年始は人が集まる機会も多いのでお酒を飲みすぎたり、美味しいものを食べすぎてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?飲みすぎ食べすぎは単純に、太ってしまうというリスクだけではありません。睡眠不足につながったり、消化不良で内臓疲労からむくみや便秘、体のだるさにつながったりします。今回はそんな飲みすぎ食べすぎに役立つ、今が旬野菜の大根についてご紹介しています。

 

大根はなぜ胃腸に良いか

大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、オキシターゼといった消化酵素がたくさん含まれています。この消化酵素は三大栄養素でもある、でんぷん、たんぱく質、脂肪を分解するのに必要な酵素が全て大根には含まれています。また、大根にはカリウムも含まれているため、塩分を多く取りすぎた場合の、塩分排出する働きもあるので、まさに飲みすぎ食べすぎにぴったりの野菜になります。

特に、大根おろしになった場合には効果効能の期待がアップします。大根をおろしたときに発生する辛味成分の「イソチオシアネート」には抗酸化作用があり、活性酸素を除去し体外へ排出するデトックス効果が期待できます。まさに、大根は年末年始の偏った食事への対策にうってつけの野菜と言えますね。この消化酵素「イソチオシアネート」は非常に熱に弱いため、55度を境に効果が薄れてしまいますので、大根おろしを焼き魚に乗せたりなどのトッピングとして活用することがオススメになります。かぶや小松菜にも消化酵素のアミラーゼを含んでいますので一緒に摂取することで消化を助けてくれる相性の良い野菜になりますよ。

 

大根の栄養は葉にもたっぷり

大根は、根と葉の部分で含まれている栄養成分の量が異なります。よく食べられている大根は根の部分になっています。根はビタミンCや鉄が含まれ、葉の部分には、βカロテン・ビタミンC・ビタミンK・葉酸・鉄・カルシウム・カリウムなど非常に多くの栄養素が含まれています。1つの野菜では珍しいことに、大根の根の部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。根の部分には緑黄色野菜の基準となるβカロテンは含まれていませんが、葉の部分は100g中3900μgです。βカロテン、ビタミンCはほうれん草や小松菜と同レベルの栄養価ですので捨ててしまうのは勿体ないですし、大根の葉までしっかり使ったメニューを活用していきましょう。

大根を丸ごと調理することで、根の部分のビタミンCには免疫力を高める効果がありますので、体内に入ってきた細菌やウイルスと闘い体内への侵入を防ぎます。大根の葉に多く含まれるβカロテンは皮膚や粘膜が丈夫になる働きがあるため、免疫力を高めてくれます。繰り返しになりますが、まさに飲みすぎ食べすぎで弱った胃腸を助けるとともに、これからの厳しい寒さを乗り切る備えもしてくれる一石二鳥の栄養満点野菜が大根なのです。

 

美味しい大根の選び方

・色が白いもの

・ひげ根がまっすぐ

・形が変形していないもの

大根は、色が白いほどハリがあり、新鮮であることが多いです。スーパーなどで大根を選ぶ際は、一番白い大根を見つけることがポイントです。そして、大根には、よく見ると小さな穴がたくさん並んでいるのですが、ひげ根が生えていたあとです。このひげ根のあとがまっすぐに並んでいると、生育環境がよかったポイントになります。ひげ根のあとの数は少ないほうが良く、数が多かったり列が曲がっていたりするものは、辛みが強い傾向にあります。最後に、農家さんなどが直接出荷している大根は二股や三股になっているものがあります。取れたてで新鮮なのかな?というイメージがあるかもしれませんが、カットしづらかったり、皮がむきにくかったり、調理の手間が増えてしまいます。味にはもちろん問題ないのですが、効率が重視される飲食店の場合は変形していない大根を選ぶほうが良いでしょう。ちなみに、カットされた大根を選ぶときは、切り口がみずみずしくて、きめがこまかく、スが入っていないものを選んでください。表面や内部に細かい泡のような穴があいてしまった、スが入っているものは味、鮮度が落ちているポイントになります。ぜひ大根を選ぶときの参考にしてくださいね。

 

大根は切り干し大根にするとさらに鉄分が豊富になるとも言われています。今回ご紹介した栄養満点の大根を活用して冬を乗り切っていきましょう。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。