年末年始に野菜が高い理由

年末年始になると野菜を始めとして肉など食品全体が高くなりますよね。通常の1.5倍近くにもなることもあったり、お正月用の店頭に見慣れない野菜が並びます。縁起物であるとか、鮮やかな色合いが好まれて、おせちなどに使われるものは特に価格は高いものが多いです。いつもの野菜が手に入りにくくなる時期が近づいていますので、今回は年末年始に野菜が高い理由についてご紹介しています。

 

年末年始に野菜が高い理由

①需要が高まる

➁卸売市場が休みになる

③特別仕様など上ランク食材の陳列が増える

 

①需要が高まる

クリスマス以降は休みの方も増え、人が集まる機会が増えるので需要も高まります。鍋をしたりすき焼きをしたり、おせち料理を食べたりといった野菜が活躍する機会が増えます。特に白菜や大根、ネギや春菊などは需要が高いため、高くても売れてしまいます。通常の市場に出てくる安売り商品も少なくなってしまいます。

➁卸売市場が休みになる

多くの飲食店やスーパーは青果市場から野菜を仕入れて販売していますが、年末年始は青果市場が休暇に入るために、あらかじめまとめて仕入れて倉庫などにストックしておくのです。そのため、特にスーパーは在庫切れになることを恐れて、高めの価格設定をすることになるのです。どこのお店もこのようなことを考えているので色んなところで野菜の価格が高くなってしまいます。

③特別仕様など上ランク食材の陳列が増える

同じニンジンでも色鮮やかな京ニンジンが並んだり、サトイモに似た京芋、クワイ、レンコンなどはお正月用に上ランクの高い野菜がスーパーでは陳列されていたりします。このように年末年始のハレの日に向けた需要に対して野菜市場も提供していくので価格が高くなってしまいます。

 

野菜が値上がりする時期

例年の傾向では、人が集まって食材の需要が高まるクリスマスに向けて、その前から食材が値上がりします。今年2021年はクリスマスが金、土と週末にあたるためにいよいよ前週までには必要な野菜の調達が必要になってきますね。クリスマス前に買えば、普段の値段で野菜を買うことができるので、冷凍することができる野菜は事前に確認しておきましょう。大根などの根菜類やジャガイモは常温保存できるものが多いので、できるだけ事前に調達して保存しておくことができればうれしいですね。ぜひ、このタイミングで調達する際に役立つ保存に向いている野菜についてもご紹介していきます。

 

野菜の保存について

野菜は保存方法を上手に工夫することで長持ちさせることができます。まず、調達した野菜に傷みがある場合は、すぐに切って傷んでいる部分を除去しましょう。

・キャベツ、白菜

 新聞紙で包むことで1週間以上保存させることができます。

・ニンジン、大根など根菜

 立てて置く、土に埋めることができればさらに保存できます。

・ナス

 ヘタを切って新聞に包んで保存。

・レンコン

 水を入れた容器に皮付きで保存。

・イモ類

 冷蔵庫ではなく常温の冷暗所で保存。

 

以上のように例を挙げましたが、ほとんどの野菜は冷蔵庫の野菜室で保存すると、低温のために野菜の呼吸が抑制されて成長が遅れ、長持ちします。また、野菜はほとんどが水分で構成されていて、野菜が持つ水分をいかに保つかが鮮度を維持するうえで重要となってきます。新聞紙を活用する野菜もありますが、ジップロックやサランラップなども活用するなど、野菜の水分の蒸発を防ぐことが長持ちさせて保存するポイントになります。

 

その他の対応策としては、カット野菜や冷凍野菜などの業務用野菜を活用することも重要な方法になります。弊社アジアインタートレードでは全国の卸売市場から最安値でお取引するお手伝いを行っておりますが、業務用野菜、規格外野菜についても広く取り扱っております。お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。