12月が旬!小松菜は栄養たっぷりなスーパー野菜

いよいよ師走の12月に入ったので寒さも増し、温かい料理が美味しいですね。忘年会やクリスマスのパーティーなどもイベント事も増えるかと思います。そんな忙しいシーズンに体に嬉しい栄養たっぷりの旬の野菜、小松菜の魅力について今回はご紹介しています。

 

小松菜の由来

小松菜の原産地は南ヨーロッパの地中海沿岸で、日本に入ってきたのは奈良時代から平安時代。江戸時代後期の新編武蔵風土記稿には「薬は東川辺の産を佳作とす。世に小松菜と称せり」と記され、特に東京周辺で小松菜が食べられていた記録が残っています。その名前については、将軍徳川吉宗が鷹狩りに行った際にすまし汁に入っていた名前のない菜を気に入り、近くの村に流れている川の名前をとって「小松菜」とされたのが由来といわれています。

 

小松菜の栄養

●カルシウム

小松菜は緑黄色野菜の中でもカルシウムが豊富な野菜で有名です。骨の形成に欠かせないカルシウムが小松菜100gあたりカルシウム170mg含まれています。これは、ほうれん草の約3.5倍も多く含まれているのです。カルシウムは人体に最も多く含まれているミネラルで、摂取量が不足し、血液中のカルシウム濃度が低下すると、カルシウムを骨から溶かして補います。積極的に日常で食べていきたいですね。

 

●鉄分

鉄分は血液のもととなるミネラルです。鉄分を多く含む野菜としてほうれん草が思い浮かぶと思いますが、実は小松菜は100gあたり2.8mg、ほうれん草は100gあたり2.0mgと小松菜の方が多く含まれています。鉄分の不足はめまいや体が重い、息が切れる、疲れやすいなどの症状が出てきてしまいます。また、肉などに含まれるヘム鉄と小松菜や卵などに含まれる非ヘム鉄では、ヘム鉄の方が吸収率が良いと言われています。調理をすることで、野菜だけでなく肉もバランスよく食べて栄養摂取していきたいですね。

 

●βカロテン

βカロテンは必要な分だけ体内でビタミンAに変換されることから、皮膚や粘膜にある細胞の形成や維持、視力の維持、免疫力の強化、アンチエイジングなど身体にとって重要な働きをする栄養素です。また、β-カロテンは油分と合わせて摂取すると吸収が良くなります。

 

●ビタミンC

ビタミンCは免疫力を高め、体を温めてくれる効果が期待できます。先ほどのβカロテンと合わせて摂取することで効果はより高まります。小松菜のビタミンC含有量は100gあたり39mg、ほうれん草は39mgと言われているので若干ほうれん草よりも栄養価が高いですね。

 

以上の代表的な栄養価について取り上げましたが、栄養たっぷりのイメージの強いほうれん草よりも「カルシウム」「鉄」「ビタミンC」については小松菜のほうが上回っています。成長に必須な栄養素ですので、特に子供には積極的に摂らせてあげると良い野菜になります。

 

小松菜が苦い原因

このように栄養としても魅力たっぷりな小松菜ですが、味が苦手な方も多いですよね

。小松菜の独特の苦みの原因については、以下の通りです。

①旬の季節以外は苦味が強い

➁アクの成分「シュウ酸」

③栽培時の肥料のあげすぎ

小松菜の旬の季節は12月~2月なので、まさに今の時期は食べやすい時期。また、苦みが強い原因になるシュウ酸ですが、小松菜は100gで150mg程度に対し、ほうれん草は800mg含まれています。家庭菜園など個人で作られている場合は肥料によってシュウ酸が強くなってしまうことがありますが、概ね小松菜は下茹でも不要なほどになりますので、ポイントだけ抑えておきましょう。

 

「小松菜の苦みを抜く方法」

・根元の部分についている土を良く洗う

・小松菜を10分ぐらい水につけて置く

・炒め物や肉料理と合わせる

小松菜の苦み成分の「シュウ酸」は水溶性のため水に流れでますので、下茹でしなくても以上のような調理の工夫で改善されますよ。

 

今回は今の時期の旬野菜、小松菜の魅力についてご紹介しました。栄養たっぷりの小松菜を食べて師走を乗り切っていきましょう。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。