業界初!飲食店関係者が読むべき青果仲卸のマンガ

「八百森のエリー」というマンガをご存知でしょうか?仔鹿リナさんが描いた週刊モーニングで連載されていた全4巻のマンガです。いつもとちがったブログ記事だなあ…と思ったかもしれませんが、この漫画は野菜に人生を捧げた男として青果市場、青果仲卸を題材にしたマンガなのです。恐らくマンガ業界、青果市場業界ともに初の出来事ではないでしょうか。かなり詳細に青果市場のことが描かれていますので、飲食店関係者の方で青果市場がどうなっているのかをよく知らない方にオススメとして紹介致します。

 

八百森のエリーの概要

こちらが公式の紹介動画になるのですが、予想以上にかなり本格的な青果市場のストーリーではありませんでしたか?実は、作者の仔鹿リナさんの旦那さんは、実際に青果市場で青果仲卸として25年お勤めされています。マンガの中で主人公エリーが勤める八百森がある宇都宮市中央卸売市場は、実際に旦那さんの勤務場所になっていて、旦那さん本人や、実際に市場へも頻繁に足を運んでリサーチしたことが描かれています。ですので、生の青果市場の様子に近いリアリティある話を楽しみ、知識を得ることができます。また、飲食店で仕入れを行っている方々の中にも、そもそも「仲卸」ってどういうものなのか?ということをご存じない方も多いかと思いますし、日々当たり前に野菜が流通している仕組みについて、知るきっかけ、良い仕入れ・良い経営につながれば幸いです。

 

青果仲卸とは?

※農林水産省の資料から抜粋

小~中規模の飲食店や小売店、消費者の購入量からすると小口販売となる仲卸業者から調達するのが一般的になります。また、卸売業者や仲卸業者は知事などの公的な許可が必要な職種になりますので、一般の方が市場で飛び入り参加して購入することは非常に難しいです。仲卸業者が卸売市場内でセリなどの取引で購入し、仲卸業者が小分けにして販売するという流通過程が慣習となっています。

 

 

青果仲卸から仕入れるメリット

●野菜調達の手間が省ける

野菜の調達が必要となるたびに、調達先と0から契約を結んだり、その他の業者の価格、サービスを比較するのは非常に手間とコストがかかります。こういった手間とコストを毎回かけるのは飲食店の場合など、本業に影響が出てきますので安定した品質、価格、サービスの野菜卸を活用することをオススメします。

 

●一定基準以上の野菜品質が期待できる

現在はネットを活用すれば、色んな野菜の調達先が見つかります。しかし、簡単に見つかる仕入れ先だと品質や価格が心配となりますが、野菜卸の場合は日々市場に野菜を流通させているプロになりますので、ある一定の基準は満たすことができると思います。

 

●安定供給で欲しい時にちゃんと調達できる

例えば、調達先の野菜が品切れを起こしたり、品質が劣化したりした場合、他の調達先を探さなくてはいけません。そうするとまた、調達先を探すコスト、手間をかけてる必要がでてきます。特に野菜は、時季によって供給が大きく変化するという特徴があります。現在、長雨の天候不順で野菜価格が高騰してますように、葉物野菜などでは、1週間も経てばまったく違う供給量になることがあります。供給が日々変化する状況で、需要と供給を一致させるために、流通の拠点となっている野菜卸を活用することは有効な調達手段だと思います。

 

今回は、いつもとちがった角度から野菜の知識を知るきっかけをご紹介致しました。弊社「アジアインタートレード」でも全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送できる調達先を探す仕組みを使って飲食店の方々のお手伝いをしております。ご活用いただけるサービスもあるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。