スーパーの野菜コーナーで必ずといっていいほど見かける野菜の定番トマト。大きさや色、味は種類や品種によって大きく異っていて、世界には8000種以上のトマトがあり、色や形、大きさもさまざまです。日本では120種ほどが品種登録されています。今回はそんなトマトの美味しい見分け方をご紹介致します。
美味しいトマトの特徴
・ヘタ
・実の色とハリ
・スターマーク
・ベースグリーン
トマトのおいしさは鮮度と成熟度が決め手。ヘタが濃い緑色をしていてしおれていないもの、実の部分にツヤとハリがあるものが新鮮です。また、成熟度を見るには、実の丸く張った部分が締まって固いもの、ずっしりと重みがあり、真っ赤に色づいているものを選びましょう。重みのあるものは、中にしっかり実がつまっていて美味しいポイントです。
そして、トマトの先端を見ると、放射線状に筋が入っているものがあります。これが美味しさの目印である「スターマーク」です。 またベースグリーンと呼ばれるヘタ付近の緑色の部分が濃いものは、糖度も高く旨みも濃いポイント。最後に、トマトの美味しさの1つの指標として糖度で表されることがあります。一般的には、トマトの糖度は5度前後に対し、高糖度トマトと呼ばれるものは8度以上と言われています。糖度が高ければ高いほど良いというわけでもなく、甘みと酸味のバランスがトマトの美味しさを見極めるポイントになるので、まずはこの特徴を参考にしていただければと思います。
トマトの美味しさ3要素
トマトの美味しさはもちろん糖度も重要ですが、「①糖度➁酸味③旨味」この3つのバランスが重要になっています。この3要素についてご紹介していきます。
【糖度】
・普通大玉トマト 4~6度
・高糖度(フルーツ)トマト 8~10度
・ミディトマト 6~10度
・ミニトマト 6~10度
一般的にスーパーなどで手に入るトマトは6程度になります。よく目にする桃太郎トマトも5~6程度になりますが、ではなぜ桃太郎トマトの糖度はそんなに数値が高くないのに美味しいのでしょうか?
その答えは、桃太郎トマトはこの糖度、酸味、旨味の3要素のバランスに優れているのです。そして糖度については、果実の大きさと糖含量の間には関係があって、果重を小さくするような栽培をすれば、高糖度のトマトを作ることができます。いわゆるミニトマト、フルーツトマトですね。しかし、現状では桃太郎と同程度の200gほどあるようなトマトの果重で、8%以上の高糖度の系統はなかなか見つかりませんのでこの大きさではかなり甘い部類になります。
【酸味】
糖につづいておいしさに関与する要因として酸味があります。トマトに含まれる主な酸味成分は有機酸で、その90%はクエン酸です。糖含量が高くなければ、酸味のよさが生かせませんのでやはり糖度が高いトマトは美味しさの秘訣として重要になります。また、トマトの酸味の原因はトマトの種にあります。種の部分が酸っぱさ、渋さを感じますので気になる方はトマトの種がなくなるだけで、調節することができます。
【旨味】
うま味を構成しているのは、主にアミノ酸の一種であるグルタミン酸です。トマトにはこのグルタミン酸が多いので、よく料理の際に調味料として使われます。トマトが肉料理や煮込み料理などと相性が良いのはこのグルタミン酸が理由です。このグルタミン酸含量が高いトマトはうま味が強いトマトと言えます。
以上の3つの要素が主にトマトの味を構成しています。しかし、各々が単独で高ければよいわけではありません。3つの含量が高く、バランスが良いということがおいしいトマトかどうかのポイントになります。
今回はおいしいトマトの見分け方についてご紹介しました。弊社アジアインタートレードでは、全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送することが可能で、新鮮な野菜が手に入ります。低価格と新鮮を両立した食材を仕入れるお手伝いを行っておりますので、お役に立てる情報があるかと思います。ぜひご覧いただければ幸いです。
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