その場で新鮮なミックスジュースが飲めるジューススタンドですが、見た目も華やかで女性を中心に人気を集めています。ジューススタンドの開業は難しいとされており、理由は野菜の仕入れにあります。
なぜ野菜の仕入れにより、開業が難しくなるのか、今回は細かく紹介します。
原価率が高くなり儲けがでにくい
野菜や果物を多く使って作るジュースは、1杯あたりの原価率が高くなりやすく多く売らないと儲けが出ません。ジューススタンドは、季節を問わずに野菜や果物を使用することが多く、仕入れ額に応じて儲けの変動も起きやすいです。
野菜の高い冬や、果物の手に入らない季節では、黒字ギリギリになることもあるので、開業、運用が難しいとされています。オーガニックにこだわったジュースの場合は、1個あたりの単価もかなり高くなります。
また、最近ではSNS映えを意識したパッケージデザインや見た目にこだわる企業も多く1個あたりの原価が高いのも原因の1つです。
鮮度の高い野菜や果物を常に仕入れる必要がある
ミックスジュースや、スムージーに使用する野菜や果物は、生野菜が多く鮮度の高さが命です。味やジュースの品質を落とさないために、常に鮮度の高い野菜や果物を仕入れる必要があります。
ジューススタンドは、通常の飲食店よりも、鮮度が重要になるので毎日仕入れにかかる時間やコストもかかります。最近では、冷凍してうまみを閉じ込めた果物を使うジューススタンドも多く見かけます。
その場合は、鮮度にこだわっているという謳い文句が出せないので、ジューススタンドの宣伝時には注意が必要です。
珍しい野菜は手に入りにくい
栄養価が高く、珍しい野菜は、スムージーやミックスジュースの中で重要度が高いですが、
手に入りにくい野菜ゆえに、仕入れに時間がかかるのも欠点です。特に腐りやすい野菜や果物は、季節や土地によって仕入れが難しいものもあるので、メニューに入れにくいです。
仕入れ業者を事前に見つけておき、年中を通して仕入れ額が変わらないように調整する必要があります。
まとめ
今回は、なぜジューススタンドの開業が難しいのかを紹介しましたが、野菜の仕入れの工夫したいで難易度は変わります。原価率を高めないように、安い仕入れ先を探したり、原価の安い野菜や果物を中心にしたりなど、工夫をしましょう。
ジューススタンドの開業を考えている方は、赤字にならないようにしっかりとお金の管理が必要になります。
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