<カット野菜・卸>カット野菜を仕入れるメリット・デメリットから卸までご紹介

こんにちわ。今日はカット野菜についてお話をしていきます。カット野菜は最近、業務用でも家庭用でも使われるようになってきました。なぜ、カット野菜の需要が高まっているのか、についてとカット野菜はどのような過程で作られているのかについてまずお話をしていきたいと思います。その後に飲食店側が買った野菜を仕入れるメリット・デメリットを説明していき、カット野菜の仕入先一覧を紹介していきます。メリット・デメリットなど、様々な側面を考慮した上で、カット野菜の卸を検討して頂けたらと思います。

結論

カット野菜の卸は、近年需要が高まっています。カット野菜は、カットや洗浄などが既にされているため、使い勝手が非常に良いです。人件費の節約や在庫管理が楽になります。その一方で、鮮度が長く保たない、栄養素が低くなってしまうというデメリットがあります。カット野菜の卸の企業はたくさんありますが、カットの野菜の鮮度にも関係するので配送地域から絞ることをおすすめします。

 

目次

1.カット野菜とは

2.カット野菜を仕入れるメリット・デメリット

3.カット野菜の仕入れ・卸業者一覧

4.まとめ

 

1.カット野菜とは

カット野菜は、文字通りカットされた野菜なのですが、そこにはたくさんの種類のカット野菜が存在します。ここでは、カット野菜の製造のされ方について説明をしていきます。 カット野菜が作られるまでに、約9工程あります。

①原料の選出

カット野菜の種類は豊富なので、一般的に複数の農家から安全な野菜を仕入れます。カット野菜の工場によっては、農家さんから野菜を直接仕入れてたりします。

② 手切り

野菜を機械で切る前に、まず人の手で野菜を切ります。そうすることで野菜の傷んでいる部分を発見できたり、不良に気づくことができます。 安心・安全な野菜を届けるためには、人の手による作業を入れることが重要です。

③カット

手切りのあとに、フードスライサーと呼ばれる機械で野菜をカットします。カットの種類は乱切り、センギリ、いちょう切り、輪切り、短冊、つま、シャトー切りなど多種に渡ります。野菜も鮮度が重要になるので、機械で迅速にカットします。

④洗浄

カットされた野菜を洗浄してます。洗浄するのは野菜全体についている汚れを取るためです。洗浄した後は、 鮮度を保つため冷却水に浸します。

⑤脱水

冷却水に浸した後、 残った水分を脱水処理機で除去します。 脱水をすることで野菜が傷みにくくなります。

⑥選別

機械でカットしているので、カットした野菜には規格外の野菜が存在します。大きすぎたり、小さすぎたりする野菜を取り除くために選別機を使用します。また機械だけではなく、人の目によっても選別が行われるので、 カット野菜の大きさが均一になります。

⑦計量

選別された野菜を計量機にかけます。 

⑧梱包

梱包する時に異物混入を避けるために金属探知機を使用しています。それにより安心安全な野菜をお客様のもとに届けることができます。また、梱包も自動化されているので、 スピーディーに作業を進めることができ、野菜の鮮度を保つことができます。

⑨保管・出荷

梱包された野菜は保管され、決められた期日に出荷され、お客様の元に届きます。

 

2.カット野菜を仕入れるメリット・デメリット

ここではカット野菜を仕入れるメリット・デメリットがあります。ここでは、〜つのメリットと〜つのデメリットについてご説明していきます。

 

カット野菜を仕入れる3つのメリット

①人件費のコストダウン

上記で説明したように、カット野菜なのでカットや洗浄などの工程は既にしてあります。一般的な野菜ですと、野菜を洗い、皮を剥き、カットする流れになります。普通の野菜を処理するのは実はかなり労力がかかっています。しかし、カット野菜の場合、基本的には、お皿に盛り付けて出すといった流れになります。そのため、野菜の下処理を行う人が不要になります。人手不足で調理をする人員に困っている飲食店などでは、カット野菜は便利です。 

 

②在庫管理

カット野菜は在庫管理が非常にしやすいです。なぜならば、カット野菜のため捨てる部分がないからです。また、すでにカットしてあるので、一般的な野菜と比較して保管スペースも不要になります。カット野菜の量も目に見えやすいので、在庫管理も楽で発注もしやすいです。 

 

③メニューの開発

カット野菜を仕入れることで新メニューの開発にも役立ちます。既にカットされているので調理が楽になりますし、基本炒めるたり、スープの中に入れるだけで美味しいメニューが作れます。新メニューの開発だけでなく、調理する労力を削減するという目的でもカット野菜を使用するのはおすすめです。

 

カット野菜の2つのデメリット

 

①消費期限が短い

カット野菜はカットされている状態で販売されているので、普通の野菜と比べて傷みやすいです。そのため消費期限は3日〜4日程度と言われています。 日が経つにつれ、カットした野菜の箇所から細菌が増え増えやすくなり、栄養価も下がってしまいます。そのため、早めに食さねばなりません。その一方で、カット野菜の中でも、熱処理などカット以外も加工されたカット野菜の賞味期限は1週間以上と言われています。

 

②味は生野菜に劣る

カット野菜には、カットや洗浄、脱水など様々な加工がしてあります。 鮮度が落ちないように、スピーディーに作業が行われていますが、やはり加工を施してしまった野菜です。 カット野菜と生野菜を比較すると、生野菜の方が鮮度が高く、野菜ならではの「シャキシャキ感」を 味わうことができます。その一方で、カット野菜は、初めは良いものの、鮮度が失われやすいので、生野菜の味には劣るでしょう。

 

3.カット野菜の仕入れ・卸業者一覧

企業名

業種

配送エリア

株式会社ベジ・スタ

業務用野菜・青果物卸

東京23区から東京西部は府中、神奈川県川崎(要相談)

有限会社オーガニック

農産物卸売業

大阪府・兵庫(要相談)

有限会社 熊本有機農産

カット野菜製造販売、野菜卸販売、農業

熊本市周辺(要相談)

株式会社フードサービス21

野菜・果物・農産物

富山県(要相談)

山中青果有限会社

業務用青果物、各種カット野菜、あいち伝統野菜などの卸販売

愛知県(要相談)

有限会社まるしょう

カット野菜の製造・販売、業務用青果物の卸売

宮城県宮城郡松島町を中心に対応(要相談)

有限会社サンフレンドつだ

業務用野菜・鮮魚卸販売

大分県(要相談)

よしみ商事有限会社

青果物全般の卸売業

広島県(要相談)

株式会社和郷

加工事業、販売事業、リサイクル事業、海外における展開など、農業を軸とした様々な事業

宅急便にて全国配送。中央区など近隣には提携運送会社にて配送

 

4.まとめ

 

カット野菜の卸は、近年需要が高まっています。カット野菜は、約9工程の作業が行われています。カットや洗浄などが既にされているため、使い勝手が非常に良いです。人件費の節約や在庫管理が楽になります。その一方で、鮮度が長く保たない、栄養素が低くなってしまうというデメリットがあります。お店の状況に基づき、メリット・デメリットを考慮した上でカット野菜を業務で使うかどうかについて考えて頂けたらと思います。カット野菜を仕入れる場合、カット野菜の卸企業はたくさんありますが、カットの野菜の鮮度にも関係するので配送地域から絞ることをおすすめします。