レアな焼き加減のハンバーグにかぶりつき、そこから口いっぱいに肉汁溢れる・・・なんて幸せですよね。これは、普通の100%のお肉で作ったわけではなく、代替肉で作られたハンバーグを食べた複数のレポーターが語ったものなんです。代替肉と聞くと美味しさが半減するイメージがありますが最新版は従来の肉パテと比べても劣らない肉肉っぷりでとにかく美味しくなっているんです。今回は、その代替肉の魅力をたっぷりご紹介します。
・代替肉ってなに?
・実際の味は?
の順番で詳しく説明していきます。
そもそも代替肉とは何と思う方もいると思います。人間は原始時代から動物のお肉を欲していました。今、野生の動物を狩ることが少なくなり私たちは、畜産業に頼ってお肉を摂取しています。ところが、牛・豚・鶏を繁殖させ、飼育しそのお肉を食肉にしていくのはエネルギー効率が大変悪いです。その上、飼育していく中での地球温暖化に与える影響は大変大きいです。この現状をなんとか打破出来ないかと考え作り出されたのが代替肉なんです。肉の細胞はたんぱく質・脂質・アミノ酸などで出来ていますが、これらの成分を植物から抽出し、食材を人工的に作るようになったんです。
しかし、実際に作ってみると最初の味はイマイチでした・・・。パサパサしていたり、食感がもっさりしていたり、噛みごたえがゴムのように硬かったり。そこで改良されて作られたのが、生肉のような代替肉です。肉の持つ風味等を忠実に再現するにはヘムという物質だったんです。ヘムは血液色素中の物質で主な役割は、血中に酸素を運んでいます。このヘムを大豆の根の部分から抽出し培養することで大豆レグヘモグロビンを誕生させることに成功しました。これが動物独特の匂いやの由来となっています。ヘムを採取し血のような液体を採取し従来の代替肉に混ぜることで実際のお肉に近づいて行きました。
次に実際の味についてです。食リポーターにある実験を行いました。それは、3種類のハンバーグを用意しどれが一番美味しかったと質問するという内容です。1番は、お肉のみで作られたハンバーグ。2番は、お肉と代替肉が半々で作られたハンバーグ。3番は、代替肉のみで作られたハンバーグ。これを3つ食べた結果、驚くことに、3番のハンバーグが一番肉汁が溢れて美味しいと答えたのです。
食感・味覚ともにお肉に近づいてきた代替肉。まだ日本ではメジャーではありませんが、気になる方は取り寄せてぜひその味を実感してください!
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