西日本新聞で掲載されていましたが、近い将来に私たちが口にするレタスが無農薬になるかもしれないというものがありました。というのも九州電力が世界最大規模の水耕栽培のレタス工場を作るという計画があるそうです。
レタス工場は福岡県豊前市の豊前発電遊休地というところで、2021年には完成予定とのことです。すでに2022年には出荷が可能な状況となるとのことです。この規模の大きさですが、約1万2千平方メートルといわれており、東京ドームの4分の1ほどの大きさになるとのこと。
こちらは密閉空間でLEDと人工水を使って水耕栽培するので、害虫の心配はいらないので、農薬を使わなくても良いとのこと。
ほとんどのことは自動化するとのことで、従業員もこの規模に対して80人程度で構わないので人手不足にもきちんと対応しています。この工場が事業化するかどうかということはまだ計画段階で、来年の3月ごろに最終決定が下されます。
この工場が実現すれば、レタスの安定供給はもちろんのこと、もやしのように格安で提供できる可能性もあるために夢が広がります。災害などで多くの野菜が影響を受ける中、こうした野菜工場なるものが今後できていく可能性はあるでしょう。
というのも「食」は我々、人類にとって欠かせないものであり、今後、様々な気象状況などにより、安定した供給が危ぶまれています。これらを農業従事者だけに任せておくのではなく、大企業や国が真剣に考えていかなくてはならない問題でもあります。
世界でみれば人口は増えているものの、日本だけでみれば若年者の人口減少は著しく、人手不足は否めません。その中でオートメーション化、AIを用いるなど様々な工夫がなされていくことは予想できます。
こうした取り組みが少しずつ増えていくことで、近い将来訪れるであろう、食糧難の時代に備えていこうというわけです。レタス工場も先に九州電力が行うことで、他の電力会社や、他の大手企業などが参戦する可能性もあります。
そのようになれば、価格競争なども行われるようになる可能性もあり、より安く野菜を手に入れられる日もくるのではないでしょうか。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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