アボカドが高騰する理由

アボカドは私たちにとってお馴染みの食材となりましたが、なぜアボカドが高騰しているかをご存じでしょうか。今回はなぜ、アボカドが今、高騰しているかについてを考察していきます。

 

全体的に需要が高まっていることが高騰する理由のひとつとしてあげられていますが、これは当然のことで、この他にも理由はいくつかあります。例えばセレブの間で広まっているダイエット法であるケトジェニックダイエット法をご存じでしょうか。

 

アメリカの経済新聞であるウォールストリートジャーナルでは高脂肪、低炭水化物のフードがトレンドになっているとある。アメリカでは食費のほとんどをアボカドに費やしている人が多いということです。

 

もちろん、これに伴って、全体的に高脂肪食品の価格が上昇しています。バターやサーモン、オリーブオイルなどが良い例で高騰率は60パーセントにものぼるといわれているのです。しかし、このケトジェニックダイエット法というのは本当に痩せられるのでしょうか。

 

この食事法では1日あたり90グラム程度の脂肪をとることがダイエットに効果的といわれているのですが、この際に100グラム程度の脂肪分を含むアボカドがちょうどいいということで需要が高まっているのです。実際に痩せた人も多いとのことですが、詳細が気になる方は調べてみると良いかもしれません。

 

また、高騰している理由にはアメリカの大統領であるドナルドトランプがアメリカとメキシコとの国境を閉鎖しようとしているというところもあげられます。完全に閉鎖されれば、メキシコからのアボカドの輸入は皆無となり、価格は3倍にまで高騰するといわれています。

 

そもそもアメリカのアボカドの輸出は80パーセント以上をメキシコに頼っているということを忘れてはならないといえます。今後、このあたりはどのようになるかはわかりませんが、少なくともアメリカとメキシコとの国境を閉鎖することはアボカドにとっては大打撃なのです。

 

今回はアボカドが高騰している理由についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。野菜や果物が高騰する理由は生産が天候などによって打撃を受けたり、需要が高まって供給量を用意できなかったり、政治的な問題も絡みます。アボカド好きな方からすれば1円でも安くなってほしいですよね。最後まで読んでくださってありがとうございました。