飲食店経営者必見!九条ネギを料理につかう理由

先ず、九条ネギを皆さんはご存じでしょうか?こちらは日本で栽培される青ネギの一種で、もともとは難波に自生していたネギが原種といわれています。後に京都に伝わり、幾度となく品種改良され、京野菜として生産し続けられています。

 

ちなみに日本全国でみれば、ネギと九条ネギは区別されていますが、関西地方ではネギというもののイメージそのものが、九条ネギというほど庶民に親しまれています。そんな九条ネギですが、多くの飲食店などで当たり前のように使われています。

 

例えば、麺類などには非常によくマッチしており、使われるというケースは珍しくはありません。この際に使われる九条ネギですが、浅黄色種と呼ばれるものが使われています。特徴としては株別れしやすい細ネギです。

 

そもそも九条ネギといっても、2種類が存在しているのをご存じでしょうか。この浅黄色種以外にあるのが、色が濃く太めなことが特徴の黒種というものです。ちなみに収穫時期は1月や2月など年明けの寒い時期といわれています。

 

しかしながら、通常のネギと異なる点はどのような部分なのでしょうか。そもそも関東などで栽培される通常のネギは全体でみれば緑の部分よりも白い部分が多いとされています。一方、九条ネギは緑の部分が多く、色鮮やかです。

 

九条ネギが使われる理由は風味が豊かというのもありますが、そもそも硫化アリルが含まれており、ビタミンB1を吸収しやすくなるといった利点があります。また、食欲増進にも効果があります。

 

また、ご当地の京都では九条ネギバーガーというものが販売されるほどで、料理には欠かせない存在となっています。家庭料理で見かけることはほとんどありませんが、きちんと味のするネギなのでとても美味しいですね。

 

ただ、最近の台風の影響で九条ネギが少しばかり、高騰していることが多くの飲食店で今年心配されました。今のところ、影響のあったお店は少ないようですが、心配ですよね。飲食店経営者の皆さんも九条ネギを料理に加えてみてはいかがでしょうか。