キウイの収穫量が減少しているその理由

皆さんはキウイはお好きでしょうか?栄養価が高く、ダイエット効果もあるといわれているフルーツであるキウイですが、平成30年産のキウイの収穫量が減少していたということが農業協同組合新聞で明らかになりました。

 

調査結果では「結果樹」面積は、1950haになっており、前年度と比べると50haほど減少しました。この減少率は2パーセントほどです。ちなみに結果樹面積というのは栽培面積のうち生産者が果実を収穫するために結実させた面積のことをいいます。

 

他に気になる数字といえば、収穫量と出荷量ですが、こちらも減少しています。収穫量は25000トン、出荷量は21800トンでした。こちらは前年度と比べれば、収穫量は17パーセントにあたる5000トン、出荷量も同じく17パーセントにあたる4400トンが減少しました。

 

また10aあたりの収穫量に関しても減少しました。これは1280キログラムほどで、前年度と比較すると15パーセントにあたる220キログラム下回っています。この理由として考えられるのは次のような事があります。

 

今年は7月の中旬以降に高温、少雨の影響により、果物の肥大が抑制され、小玉傾向になったことがあげられます。つまりは果物が育たない環境が続いたために重さが軽くなってしまったという事です。

 

また、台風などから悪天候が続いたために、果物が落ちたり、傷ついたりしたために売り物にならなくなってしまったことなどもあげられます。キウイは和歌山、愛媛、福岡といった3県が全体の5割を占めており、これらの県の天候状況が収穫量などに影響するのです。

 

今回はキウイの収穫量が減少しているというお話をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。野菜や果物の収穫量はこうした天候によって影響されるということがよくわかったかと思います。収穫量は少なくなったものの、価格そのものは大きくは高騰していないのでキウイは是非とも仕入れておきたいところですね。最後まで読んでくださってありがとうございました。