多くの顧客が飲食店に対して健康志向であることを望む中で少しずつ浸透しつつある飲食店のモデルケースがあるのはご存知でしょうか?タイトルにもありますが、ベジタブルカフェと呼ばれる飲食店モデルが採用されるケースは近年珍しくはありません。
ベジタブルカフェの定義は難しいところですが、昨年閉店してしまった札幌のベジタブルカフェライラがそのモデルを象徴しているといってもいい。ライラのコンセプトは食は運命を左右するといった言葉で江戸時代の観相家として活動した水野南北の言葉として知られています。この言葉に影響を受けた石塚左玄は自然食養という事を考えた人物です。
さて、ライラでは薬膳カレーや野菜をふんだんにつかった定食、飲み物に関しても野菜を使ったものを多く提供し、さらにお米は玄米とまさに健康を意識したメニューが多く提供されていました。実をいうとこうした健康を意識したメニューを提供する店はライラのみならず全国に多く出店されています。
現在、ライラはお米などの販売は継続して行ってはいますが、カフェ自体は閉店してしまっています。閉店してしまったのならばこうしたベジタブルカフェは問題のあるビジネスモデルなのではないかと懸念される方もいらっしゃるかと思いますが、ライラの閉店理由として気になる口コミがありました。
ライラは接客に関しては行き届いた良い店だったらしいのですが、健康志向のコンセプトとは裏腹にきんぴらごぼうなどの味が濃かったりと味付けの面で問題があったという声が一部の顧客から囁かれていたのです。世の中の需要としてはこの塩分も控えめにする必要もあるのでしょうが、おそらくこうしたことが起こってしまったのは料理をつくるシェフに問題があったのではないかと考えられます。
ベジタブルカフェとしてのコンセプトや自然食材を使う、メニューをヘルシーのもので提供するなどといったコンセプトそのものは悪くないのですが、こうした部分には優秀なシェフやあわよくば栄養士などが管理しながら提供していかないことには顧客の満足度をあげるのは難しいのかもしれませんね。
現在、飲食店を経営されている方や今後、こうしたベジタブルカフェを開店したいと考えているオーナーさんは栄養士監修のメニューを提供するベジタブルカフェなるものを開店してみてはいかがでしょうか。多くの健康志向の方の心をつかむことができるかもしれません。
今回は、ベジタブルカフェについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?今回はあえて失敗のモデルとしてライラをあげさせていただきましたが、実際に成功しているお店も沢山あります。少しでも長くこうした飲食店が世に広まってくれたら良いですね。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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