メキシコ産のアボカドの消費が国内で伸びている?麻薬組織との繋がりの真相

アボカドはビタミンやミネラルが豊富な果実で別名森のバターとも呼ばれています。近年では栄養価の高さも注目されているために日本国内での消費量も伸びている傾向にあります。しかし、日本では栽培している都道府県が現状では愛媛県の松山市しか存在しないためにその多くを輸入に頼ってしまっています。

 

では、どこから輸入しているかはご存知でしょうか?アボカドの輸入は基本的にはメキシコ産を輸入している事が多いです。2016年の調べにはなりますが、その輸入量は約7万トン、額にして約210億となります。

 

次いで、アメリカ、ニュージーランド、ペルー、チリなどからも輸入していますが、見ての通り南米を中心に輸入に頼ってしまっているといった状況です。別に輸入に頼る事は悪い事ではないのですが、実はメキシコ産のアボカドを日本国民が消費することがメキシコの麻薬組織を潤すことに繋がっているという噂があるのです。

 

麻薬を製造したり売買する組織の事をカルテルというのですが、本来はカルテルは麻薬を売買することで利益を得て、ギャングたちと密接に関わりながら武器などの密輸も行っているのですが、組織には資金が必要という事でメキシコ産のアボカドの輸入が頻繁になったころからアボカドに目をつけていました。

 

輸出ビジネスとしてメキシコで成功したアボカドの輸出業者はある時を境にギャングや麻薬カルテルに脅されるようになりました。その脅し方というのは金を払えばアボカドの栽培の邪魔はしない払わなければ全て焼き尽くすという最低なものでした。

 

アボカドの輸出業者は当然、焼き払われては困るので金を麻薬カルテルやギャングに横流しすることになったのです。こうして100億以上の金が麻薬カルテルに流れるようになったのですが、そこは輸出業者も黙ってはいられないということで自衛組織を作って応戦しました。これは2010年以降の話です。

 

その結果、輸出業者に対する阻害活動はなくなり平和になりかけたかにみえました、しかし最近になって麻薬カルテルが輸出業者に接触してまたゆすりはじめているというのです。業者は国からの税金と麻薬カルテルに支払うお金と二重苦に悩まされています。

 

外国産の果物や野菜を輸入する背景にはこのような事実があったりとします。どう考えるかは人それぞれですが、こうした輸入に頼らずともということで愛媛県もアボカドの生産をしているのです。一日でも早く、輸出業者に平和が訪れるのが一番ですし、日本も国産の果実や野菜を多く作れるようになると良いですよね。