6月から旬が開始!おつまみの定番、枝豆の産地と豆知識

夏のおつまみの定番である枝豆はご家庭でも飲食店でもこれから頻出の野菜です。最近は冷凍の状態でも調達ができるので、年中流通していることから旬を意識することは少なくなったかもしれません。これから旬を迎えて美味しく食べられる枝豆について知っていただいて楽しんでいただければ嬉しいです。今回は枝豆の種類、産地などご紹介しています。

 

枝豆の産地

枝豆生産量の日本一は群馬県です。生産シェアは9.4%となっていて、生産量1位群馬県(9.4%)、2位千葉県(9.3%)、3位山形県(9.1%)上位の3県で国内生産量の約28%を生産しています。また、関東、東北、北海道で全体の約70%が生産されるくらい関東以北に集中しています。

枝豆で最も有名と言われているのは千葉県の最北端、野田市です。野田市は、全国でも有数の枝豆出荷量を誇り出荷量全国一位となることもあります。枝豆は収穫してからすぐに味が落ちていくため、収穫したその日のうちに都内の市場で取引される野田産の枝豆は非常に評価が高く、野田市を代表するブランド農産物となっています。

一般的な枝豆以外に、丹波地方特産の黒豆「丹波黒豆枝豆」や、山形県特産の「だだちゃ豆」などの種類があります。黒豆枝豆は京都の丹波地方の特産品でおせち料理にも重宝されることで有名ですね。だだちゃ豆は山形県の特産品として知られており、山形県鶴岡市と新潟県黒崎町で主に栽培されています。気軽に食べられている枝豆にも各産地でブランド野菜として進化しているものがたくさんあります。

 

美味しい枝豆の選び方

・枝付きがベスト

・さやの色が鮮やか

・さやがふっくらしている

・さやの産毛が立っている

枝豆を調達するときは上記のようなポイントが目安になります。枝豆は収穫された後も呼吸を続けているので実の部分の栄養が消費されていきます。収穫して1日経つと、すでに甘味のもととなるショ糖が半減し、味が一気に落ちてしまいます。枝からさやを離すと劣化が進み、味が落ちやすくなってしまいますので枝付きでの調達がオススメです。

枝豆をひとつひとつ枝から取るのは手間だったり保管場所に不便となりますが、1番美味しい状態を楽しむためには枝つきの枝豆を調達し、枝から切り離したらすぐに茹でたり調理をすることが有効です。

また、さやの色や形なども鮮度がわかりやすく現れます。鮮やかな緑色でふっくらしているさやの枝豆は新鮮ですが、劣化がしてくると黒や茶色い斑点がでてきます。さらに、枝豆のさやについている産毛の量が多かったり、立っているものも新鮮です。

 

枝豆はおつまみとして有能

・タンパク質

・大豆イソフラボン

・大豆サポニン

・メチオニン

・ビタミンB1

・カリウム

枝豆は上記の栄養素が豊富な野菜ですが、メチオニンは野菜の中でも枝豆は特に多く含まれています。必須アミノ酸の一種で、肉や魚などの動物性食品に多く含まれますが、植物性食品として多く含まれるのは珍しい栄養素です。ビタミンB1、ビタミンCと共にアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるため、飲み過ぎや二日酔いを防止する働きがあります。 お酒のおつまみとして頻出のメニューになっている理由も納得ですね。

 

 

今回は、枝豆についてご紹介致しました。弊社「アジアインタートレード」では全国100以上の卸値を検索して比較することで、価格が安く、より店舗に近い卸先からの配送できる調達先を探す仕組みを使って飲食店の方々のお手伝いをしております。ご活用いただけるサービスもあるかと思いますので一度ご覧いただければ幸いです。